校長挨拶

自分で考え、自分で行動する自律型の人間が育つ学校

校長 菊原 寛之

　令和6年度の教育活動が始まりました。
「自分で考え、自分で行動する自律型の人間が育つ学校」を目標として、私たち教職員一同、使命感をもって取り組んでまいります。地域・保護者の皆様、全ての学校関係者の皆様の御支援・御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
　本校が今年度大切にしていくことは、「一人一人が主体的であること」「誰もが多様性を受け入れて、こども同士で起こる対立・葛藤を当事者として対話し、合意できる力をもつこと」です。
　また、こどもの苦手なものをどうにかさせることよりも、もっと「その子の得意なものを伸ばしていく」ことに尽力してまいります。
　どの子も自分に合った学びを得て、自分の得意なものを伸ばしていき、将来を前向きに考えるようになってほしいです。
　小学校では基礎学力を身に付けることが最重要事項ですが、「基礎学力を身に付ける」ことは、「自律するこどもを育てる」ための手段であると捉えております。
　今年度も全教育活動を通して「考えて行動できる子の育成」を重点目標として取り組みます。
　その上で「自律・対話・創造」を我々教職員の重点課題とし、意識を高めて指導・支援を行ってまいります。
　こどもたちが与えられることから「自律型」へと転換し、多様性から生じる対立や葛藤を受け止め、対話を通じて合意する力を育んでいける教育活動を展開し、予測困難な時代に逞しく生きていくための力を培っていきます。
　小学校の6年間は、本当に「濃い6年間」です。楽しかったことだけではなく、失敗したことや、怒られたこと、頑張ったことなど本当に様々なことがある「特別な 6 年間」です。
　長い人生の中には、いろいろな 6 年間があると思います。その中で、こんなに思い出がたくさん詰まった6年間は他にないと思います。
　こどもたちが日々の授業や様々な行事に真剣に取り組むことや、友達と楽しく遊ぶこと、切磋琢磨することなどを通して、本校で過ごす一日一日が充実した時間となるように取り組んでまいります。
　今年度も本校の教育活動に御理解と御協力を深くお願い申し上げます。
　特に以下の点を重点に取り組んでいきます。

★基礎学力形成

基礎学力の形成を確実に行い、こどもたちの人間的、人格的向上につなげていきます。基礎学力形成は、真実と虚偽、正と否、深と浅、などを論理的に知的に峻別していくことで、人間としての望ましい成長、進歩、 向上を促していきます。

★自律

自分で考えて,自分自身をコントロールできるようにしていきます。こどもたち自身で対話を行ったり、問題を解決したりする自律的態度を育てていきます。

（教師の指導の下に一つ一つ、こどもに染み込ませて身に付けていくもの→気持ちのいい挨拶ができる、返事がきちんとできる、身の回りの整理ができる、忘れ物をしない、友達となかよくする、最後まできちんとやり通す、掃除を頑張る、しゃべるのを我慢するなど）

★規範意識

学習・生活習慣の徹底をしてまいります。特にしつけ 3 原則の徹底を図ります。

　しつけ3原則（返事、あいさつ、いすをしまう・くつをそろえる）

※「自律・対話・創造」を我々教職員の重点として日々の教育活動に取り組み、大切なこどもたちを教職員一同で教育してまいります。