不審者対応の避難訓練
更新日:2025年5月21日
4月30日(水)に、4年1組の児童を対象として、不審者対応の避難訓練を行いました。先日の立川での事件を受けて、本校に不審者が侵入した際はどのような対応をしていくべきかを想定しながら実施しました。さらに、その様子を全教職員が見て学び合い、児童の安全管理について確認し合いました。
その流れを受けて、5月20日(火)には全校での不審者対応訓練を実施しました。今回の想定は、不審者が校庭から校内に侵入し、児童が避難している各教室の廊下を暴れながら練り歩き、最終的に校長室に連行されていくというものです。教員は、教室の扉を施錠し、窓からこどもの姿が見えないよう目隠しをしたり、机を使ってバリケードを作ったりして、児童の命と安全を守るための行動を徹底して行いました。また、主事さんや校長先生も訓練に参加し、暴れる不審者に対して冷静に対応し、落ち着いて話ができるよう説得する練習もしました。
訓練というのは、どれだけ本番と同じような想定で行えるかが大切です。形だけの訓練では、児童が気を抜いてしまい、実際の場面で全く役に立たなくなってしまいます。今回の訓練では、不審者役の教員も大声を出して校内を歩き回り、あまりの怖さに震え上がって動けなくなる児童もいたようです。全ての訓練を終えた後に、「安心して大丈夫ですよ。」という全校放送を入れると、低学年の教室からは安堵の声が出るほどでした。もちろん、実際には学校に侵入させないことが大前提であり、そのための安全管理も日々行っています。ですが、「もしも校内に入られてしまったら・・・。」ということを考え、避難訓練を実施しています。
今回の訓練を通して、多くの学びがありました。入五小の児童のテキパキと行動できる点や、担任の指示を素直に聞いて行動できる点などは素晴らしいです。ですが、安全面では意識しなければならないこと、させていかなければいけないことがあったのも事実です。この反省を受けて、全教職員で安全管理についてのマニュアルを再検討し、今後に向けて更新していきます。ぜひ、ご家庭でも災害時の避難の仕方については、折を見て話題にしてみてほしいと思います。