5年生 図工
更新日:2025年6月11日
6月の題材は「図工室の金魚」です。図工室で飼っている金魚をよく見て、水槽の中を生き生きと泳ぐ金魚の様子を絵に表す課題です。こどもたちは金魚の体の形を捉え、絵の具を混ぜたり塗り重ねたりしながら金魚の色を表します。次は水槽の中の様子を表します。そこで「水槽の中を表すには何色を使う?」と聞くと「青」「水色」とこどもたちは答えます。「えっ!よく見てごらん。水槽の水は青かな?」「水は透明だ!」と言います。今まで海や川など水辺の様子を表す時は、青系の色を選んで絵に表してきました。まさに水=青、絵で表す時のその発想をちょっと考えてほしいのです。この題材は対象を見て描く絵ですが、本物そっくりに描くことがねらいではありません。対象を見て感じたこと、思ったこと、考えたことを自分なりの表現方法で絵に表しながらものの見方や感じ方を深めることがねらいです。こどもたちは、「水槽の中の透明感をどのように表すか」「生き生きと泳ぐ金魚をどのように表すか」を考え様々な試みの中で、自分自身の表現と向き合い絵に表しながら、自分なりの『答え』を見付けだしていきます。まだ完成には時間がかかりそうですが、どんな作品になるか楽しみです。