校長挨拶
更新日:2025年4月7日
南蒲小学校は、昭和2年5月14日、この場所に新しい校舎が建てられ開校しました。それから90年余りの伝統を積み重ねてきた現在、地域の多くの方に愛される学校として根付いてきました。2代、3代と本校に通わせているご家庭や卒業生として応援してくださる近隣の皆様の声をいただきながら、こどもたちは健やかに育っています。
教育目標に「いのちを大切にしよう」を掲げ、「すすんで学ぶ子<知>」「心豊かな子<徳>」「健康な子<体>」を目指した教育活動に励んでおります。
◎ 全学年で算数少人数指導に取り組み、一人一人に応じた指導を大切にしています<知>。
◎”たてわり班活動”では、たてわり班遊び、集会活動、ボランティア清掃等異学年交流を通して、思いやり、奉仕の心を学びます<徳>。
◎毎学期に”なんぽーラン(早朝ランニング)週間”を設定し、体力向上を図ります<体>。
教職員は、こどもたちが安心して学び、集う学校を目指し、一丸となって学校づくりに取り組んでいます。
令和4.5年度の大田区教育研究推進校、大田区キャリア教育モデル校として「自尊感情を高めるキャリア教育を目指して~基礎的・汎用的能力を伸ばす指導の工夫~」を研究テーマに自尊感情、自己肯定感の育成を図り、ありのままの自分を受け入れ、自分にできることに精一杯取り組もうとする児童を目指します。令和5年度は研究の成果を発表いたしました。
昨年度は「自尊感情を高める指導の工夫 ~話し合い活動を通して~ 」を主題に掲げ、研究を進めて参りました。研究を通して、「学級活動を通して、自分の学級をよりよくするための話し合いをすることで、友達や学級を大切に思う気持ちが育ってきた」(低学年)「互いの意見を認め合い、少しずつ合意形成を図ることができるようになった」(中学年)「学級会を通して、友達の意見を聞いたり、友達の思いを想像したりすることで、他者意識が高まった」(高学年)「理由をつけて自分の意見を発現することができるようになった」(特別支援)などの成果があげられました。
今年度は「よりよい学校生活を目指し、合意形成を図る児童の育成 ~互いの意見のよさを認め合う話し合い活動を通して~」を主題に掲げ、研究を進めて参ります。
保護者の皆様、地域の皆さまのお力添えをいただきながら、「こどもたちを安心して通わせることができる地域の学校」としての使命を果たしてまいります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
令和7年4月 第30代校長 和田 和可子