羽小防災の日 まちぐるみBO祭(ほうさい)
10月11日(土曜)に、2回目となる「羽小防災の日」を行いました。昨年度は学年ごとに体験したのですが、今年度はさらにブラッシュアップして、防災体験・訓練等をブースにして、縦割り班でまわる形にしました。災害時に、避難者から救護者に。自分・家族・地域を守る力を身に付けたい、そして地域・関係諸機関の方々とれんけいし、自助・共助を学び備えていきたいとの思いから、「まちぐるみBO祭(ぼうさい)」と羽田らしいサブタイトルを付けました。

「東日本大震災から学ぶこと」

石巻出身の阿部桂佑先生から、14年前に起きた震災の様子、そしてご家族の体験などについてお話をしていただきました。
「日本で暮らす人は、世界で最も地震にあう。でも命を守るのは難しくない。地震が来るなら準備をすればいい。自分や家族を守るために大事なことは何か。人は命さえあれば、希望を増やすことができる。命を守るために、備えと訓練が必要」。

6年生をリーダーに、縦割り班で集まります。

消火器訓練です。
朝から冷たい雨が降っていました。雨のため、校庭で行う予定の消火器訓練は、ピロティで行いました。ピンを抜き、的に向かってレバーを引いていきます。低学年の子を優先的に体験しました。

煙ハウス。体勢を低くし、煙を吸わないように進みます。

毛布担架です。羽田中学校から4名、ボランティアが来てくれました。
煙ハウスの中はけむりでいっぱい。前が見えません。なので、壁をさわりながら進みます。毛布担架は初めての試みです。一枚の毛布で人を安全に運ぶ方法です。人形は地域の方が2体つくってくれました。あまりに人間そっくりなので、びっくりしていました。脇のところをくるくる巻いて、しっかりつかんで運びます。

防災かるた
雨のため、震度6などの揺れを体験できる起震車が使えなくなりました。代わりに防災かるたをします。読み札は、避難するときに役立つ内容が書かれています。

防災トイレ設営

救命救急
小ホールでは、羽田特別出張所の方から、避難所設営を学びます。段ボールベッド、防災トイレを組み立てます。段ボールから出して、力を合わせて組み立て、寝てみたり座ってみたり。片付けもします。こどもたちは、あっという間にマスターしていました。
ランチルームでは救命救急です。心臓マッサージ、AED。知っていること、やったことがあるということはとても大きなことです。AEDは場所を知って、運んでくることも大事な仕事。小さな学年も、小さい手で一生懸命心臓マッサージにチャレンジしました。

6年生 おおたの未来づくり「食の防災」

提案 中間発表会
4時間目は、体育館にて6年生による「おおたの未来づくり」の提案中間発表会です。6年生は「食の防災」をテーマに、この地域の防災に関しての探究活動をしています。羽田空港の備蓄品、羽田小学校の防災備蓄倉庫の中を調べたり比べたり。在宅避難と避難所での避難について調べたりして、町の人や大田区に提案することを考えて提案します。5年生、保護者や地域の方が、中間発表を聞いてアドバイスや感想を伝えてくれました。これから、さらに練っていきます。

町会別下校

町会の方に、一時(いっとき)集合場所に連れていっていただきます
給食は、ローリングストックできる食材、ツナ缶やフルーツ缶を使ったメニューです。
5時間目は、町会の方々においでいただき、町会別下校訓練です。自分の町会を知る、町会の人を知る、そして震災が起こった時に集まる「一時(いっとき)集合場所」を知るための活動です。羽田小学校は9つの町会の避難所になっています。避難所が開設されたら町会別に受付をしたり、体育館等のシートに分かれたりします。困ったときは、いざという時は、遠くの親戚よりも近くの人が頼りです。町会は助け合いの仕組みです。
あいにくの雨でしたが、町会の方々の先導で帰っていきました。関わってくださった消防署、分署、消防団、市民消火隊、羽田特別出張所、羽田地区連合町会、PTAの方々、学校運営協議会、地域学校協働本部、大田区防災課の方々、どうもありがとうございました。将来の地域活動や防災活動の担い手を育成する「羽小防災の日」、今後も続けていきます。





