5年 表現運動発表会の練習
更新日:2023年10月2日
いよいよ9月も最終日。夏休みが終わり、2学期が始まって、早いもので1か月が経過しようとしています。10月になるにも関わらず、気温が高く暑い日が続く毎日。そんな中でも入五の子どもたちは、2週間後に迫った表現運動発表会に向けた練習に、汗を流して取り組んでいます。
5年生が取り組むのは、入五では唯一伝統として受け継がれている「ソーラン節」です。漁師が大漁を願う力強い振り付けに、精一杯の声を張り上げ練習に励みます。ここまでの3週間で、全体的な振りを覚え、細かな点にも意識して踊ることができるようになってきました。全力で踊りきると、たった3分程度の曲であっても1回通して踊るだけでへとへとになります。
今週最後の練習で、子どもたちは初めて外に出て踊りました。保護者の方々からすると「外に出る」ということが「特別なこと」という印象は、特にないかもしれません。でも、5年生の子どもたちは、この「外に出る」という行為に、一つの覚悟と決意をもって挑みました。体育館での練習は、基本誰に見られるわけでもありません。どんなに声が出ていなくても、どんなに踊れていなくても、学年の先生や仲間以外から指摘されることもありません。ですが、外に出れば違います。学校中のいたるところから見られることになります。
「伝統を受け継ぐ」という立場で、6年生に恥ずかしいものは見せられない。
「自分たちの今できる『最高』を魅せる。」その思いを胸に、全力で踊りました。校庭いっぱいに、「ソーラン!ソーラン!」と声を響かせることができました。今回の写真はその時の様子です。本番に向けて、高めなければいけない技術や、乗り越えなければならない壁はまだまだありますが、どの子の表情からもその「真剣さ」が伝わってきました。そして、踊り切ったからこそ感じられる「新たな目標」見付けられたのではないでしょうか。
本番までの長い練習期間、ここが1つの節目となります。来週からは、衣装作りや旗の作成など、本番に向けた新たな課題が出てきます。ぜひ、子どもたちへの励ましのお声掛けや健康管理を、引き続きよろしくお願いします。