教科「おおたの未来づくり」

近隣の幼稚園・保育園の年長さんに、SDGsについて教えてあげる・・・という企画を進めている5年生です。
こどもたちの発案で、いきなり難しいことを伝えるよりも、まずは一緒に遊んで仲良くなる会を設けることにしました。
昇降口まで年長さんをお出迎えした後、3クラスに分かれて、それぞれこどもたちが考えた「おもてなし」をしました。
みんな優しい表情や口調で年長さんに接していて、担任からすると、微笑ましい姿を見せてくれました。
しっかり仲良くできたので、次はSDGsについて、楽しく分かりやすく伝えていきます。

　5年生は、近隣の幼稚園・保育園の依頼を受ける形で、年長さんにSDGsの取組や活動について伝えようとしています。
　今回は、活動の見通しをもち、自分たちにどのようなことができるかを考えました。
　活動の概要を聞いたこどもたちは、「年長さんってことは、来年の1年生だ！」、「来年度のたてわり活動で一緒に遊ぶペアだね」と、さっそく相手意識をもって考え始めました。
　「いきなりSDGsの話をするよりも、まずは自己紹介をしたり、一緒に遊んだりした方が安心してもらえそう」、「SDGsのことを学べるゲームを考えて、一緒に遊んだら分かりやすいかもしれない」、「自分たちでもできる活動をポスターで教えてあげよう」など、たくさんの考えが出ました。
　2学期は、出てきたアイデアをもとに、本格的に活動していきます。大変意欲的なこどもたちなので、どのような実践ができるのか、とても楽しみです。

　「笑顔とあたたかさあふれる未来を創りだす力」である「創造的な資質・能力」を育成することを目指す、小学校5・6学年対象の大田区の独自教科です。教科「おおたの未来づくり」において児童は、「羽田空港を要する国際都市」、「都内最多の工場があるものづくりのまち」、「都内最多の商店街があるにぎわいのまち」、「水辺環境の豊かな自然」、「豊富な歴史・文化財」、「地域力を生かしたまちづくり」などの多様な特色を教育資源として、児童が地域の社会や人々の「Well-being」につながる「ものづくり」や「地域の創生」にチャレンジする学習を行います。