読み聞かせ

100名余の保護者ボランティアにより構成されている「読み聞かせの会」と連携し、読書の時間を設定しています。

年間を通し、読書に親しむ機会をつくり、児童の豊かな心を育んでいます。読書活動の年間指導に基づいた指導を

行うことにより「読書が好きな子」の育成を目指しております。

－「今年はまだ秋らしい秋を今ひとつ味わえていないわね」

－「運動会もなかなか実施にこぎ着けられなかったり」

－「でも運動会の延期の日の読み聞かせは子どもたちにいつも以上に喜ばれたような気がしたのだけれども」

－「いいことしたね。2年生は今年毎週活動しているのよネ」

－「そうなんです。学校生活の中で読み聞かせが定着するように、との願いからの試みで」

－「読む冊数が増えたので大変？」

－「母の数も多いし、都合の着く方で回しています。笑えたのは、スタ－トの月に読まれた本をみると、複数の母が、申し合わせたわけでもないのに『ともだちや』（内田燐太郎）を選んだこと。初めての進級時の親の願いは皆いっしょなんですネ－」

－「へえ－、おもしろいわネ。4年は「環境問題」が学校の授業の年間テ－マでしょ、そうしたら自然とそれがらみの本を選んで下さっているの、活動記録を見るとよくわかるわ。『におい山脈』（椋鳩十／梶山俊夫）でしょ、『もりおとこのしごと』（あきやまただし）、「あなたが世界を変える日」（セヴァン・カリス＝スズキ）、絵巻絵本の『川』（前川かずお）なんかもおもしろかったわ。

－「5年生はきいてきいて！本嫌いな子におススメの本があるのよ！！『インク・バンパイア・シリ－ズ』（エリック・サンヴォワザン）―本のインクを吸う吸血鬼のおはなし－どのクラスもはまったのよ」

－「『くもの糸』（芥川龍之介）も読んだんでしょ」

－「オオ－！」

－「それを読んだあとの反省会で‘名作は絶対聞かせたいよネ’って盛り上がったっけ」

－「そうそう、4年でも、昔ばなし、有名な民話など、意外と知らない子どもが多いの。読みたいね、と言っているのよ。」

－6年は少ない母で‘なんとか最後までやり遂げる’をモット―で頑張ってます」

－「6年だとどんな本読んでいるの？」

－「『羽田の水舟』（野村昇司）はこの地域のおはなし、読んだらあるクラスの先生が作者をご存知、とおっしゃってびっくりした。『エリカ　奇跡のいのち』（ル－ス・バンダジィ）は戦後60年を意識して選んだ」

－「さすが6年、深いものに興味を持って聞くことができるし、親は読んでやりたいのよネ」

－「3年は、今年から参加の方が何人もいるのよ」

－「うれしいことね」

－「そして、自分が子どものときに楽しんで、その頃から持っている日焼けした本なんか持ってきて読んでくれて」

－「どんなの？」

－「カロリ－ヌのうれしいなつやすみ』（ピエ－ル・プロブスト）は「なつかしい！」って言う親が多かったナ。『このえほん』（谷川俊太郎／和田誠）は絵本ができるまでの話なんだけれども着眼点がおもしろかったわ」

－「1年の立ち上げは？」

－「2学期から順調にスタ－トしています！」

－「何かご苦労は？」

－「一番初めに読む本を選ぶの、結構大変でした。過去のリストや大田図書館児童担当の方から頂いた『よみきかせには　こんな本がいいですよ』のリストを参考にしました。」

－「今年から活動記録をつけているし、今までのリストも大いに利用してくださいね！」

－『まゆとおに』（富安陽子）はばっちり喜ばれました！」

－「ちいさなまゆちゃんが、おにをやっつけるところが爽快だものね」

－「とっても緊張している1年生だけど、母の頑張る姿をみて、大きく成長してほしいなぁ～と思います！」