同窓会
更新日:2026年5月18日
卒業生紹介
活躍する本校卒業生の紹介をします。
在校生のみなさんは、素晴らしい先輩方がいることをぜひ知ってください!
第13期生 福本 義一さん 昭和34年度卒業生 和菓子店「餅甚」経営
中学生時代は、当時あった写真部に所属していました。ごく普通の中学生でした。京浜急行線が地上にあり、環七の大きな踏切を渡って通学していました。小学校からの友人達と楽しく生活していましたが、怖かった松下先生のことをよく覚えています。このころから、和菓子屋の後を継ぐ意思はありました。
今は、代々続いている和菓子製造・販売の「餅甚」の十代目として働いています。家業の中心は7、8年くらい前から息子(11代目)に継いでもらいました。
朝7時から10時くらいまではもち米、上新粉などの蒸し、突き、捏(こ)ねなどの作業を行い、餡や蜜作りなど菓子の製造を行っています。もち米は宮城県産の宮こがね餅、きな粉は群馬県の専門業者から仕入れています。看板の「安倍川餅(あべかわもち)」をはじめ、大福や団子、時期によっておはぎや桜餅、柏餅なども製造販売しています。
創業は1716年(享保元年)で、310年の歴史があります。旧東海道沿いに店舗があるので、往時はおそらく旅人たちの休憩場所だったのかもしれません。もともと「安倍川餅」は、土用の日の前後20日間くらいしか販売していませんでした。「土用の鰻」ならぬ「土用の餅」ですね。60年くらい前から土産用に通年で販売するようになりました。店の前にあるお寺へのお参り後にお土産を購入する方や、地元のお客さんが主に買って行かれます。
最近では、テレビで紹介されたりSNSで取り上げられたりしているので、遠方からわざわざ車で来て購入される方がとても多くなりました。テレビの撮影も幾度かあり徳光和夫さん、和田アキ子さん、吉田類さんなどの方々がお見えになりました。MLBの大谷翔平選手のご両親が「安倍川餅」を大変気に入られ、3度ほどお見えになったのも印象的です。
経営そのものに、コロナの影響はさほどありませんでした。大きな売り上げの変化もありません。しかし、やはり春・秋のお彼岸の時期と暮れはとても忙しくなります。店や作業場のキャパがあるので、品物は売り切れ次第終わってしまいます。美原通り(旧東海道)商店街には、昔はもっとたくさんの商店が並んでいて、交流もあり賑わっていました。今はずいぶん様変わりしてしまい、少し寂しい気もします。
嬉しいことに、歴史と伝統の重みを感じながら地道に仕事を続けたことが認められて、2023年の10月に、店が大田区の食品衛生協会からの推薦を受け厚生労働大臣賞を受賞しました。
依頼があれば店でも職場体験の中学生を受け入れていますが、昔に比べると最近の中学生はいい子ですね。いつまでもいい子であってほしいし、コツコツと努力を積み重ねていける人になってほしいなと思います。(了)
(令和8年5月)
第49期生 田中 宏幸さん 平成7年度卒 田中畳店「recla」経営
中学時代は、野球部の練習を終えて、友人達とゲームをして、塾に行って勉強する日々でした。そんな思い出です。今の中学生と同じような生活を送っていたと思います。
現在は田中疊店の四代目として会社の運営、畳職人をしています。「田中疊店」は大田区大森で約120年の歴史があります。しかし、2023年に「田中疊店」を会社にして「株式会社recla(リクラ)」として再構築しています。そして、私が四代目兼、代表取締役として活動しています。ちなみにreclaは「re-classic」を元に考えており、畳を通した古典の再発見、再解釈、再構築などを意味しています。
仕事内容は、主に畳製作です。 そもそも畳というのは、畳表(イグサ)と畳床、畳縁の3つの要素から構成されています。畳職人はこの3要素を仕入れて仕立て上げます。また畳は一軒一軒、一枚一枚サイズが違います。そのため、その場所にあったサイズに合わせて製作していきます。畳工事には元から作る「新規製作」、表面を交換する「表替え」、表面を一度剥がして裏面を再利用する「裏返し」の3種類があります。 私の場合、前職の空間デザイン会社でCGを作成していた影響か、今までになかったような畳の空間や表現のアドバイスなども行う畳プロデュースもしています。また、元々手作業での修行をしていたため、比較的柔軟にそれらを畳で表現することができています。
私は、会社にしてから畳の可能性を広げる活動をしてきました。そのため、「DIESEL渋谷店の畳アートワーク製作」「民泊和室のデザインと畳製作」「現代アーティストとのコラボ畳」「タワーマンション最上階の変形畳製作」「2025大阪万博ヨルダンパビリオンの畳と砂漠体験の企画と畳製作」「アメリカ西海岸のハンティントンライブラリーの現地畳製作」「ボストンのBoston Children’s Museum にある町屋畳の現地製作」など、畳に関わる変わった依頼も引き受けてきました。このような畳プロデュースや異国での畳製作など、面白いプロジェクトに参加しています。
畳プロデュースのような変わった畳は、今までになかったような畳の形状など、難しい条件なのでとても神経を使います。時にはCGを用いて検証もします。うまくいかずに材料をダメにしてしまうこともあります。しんどい思いをする一方で、「千3百年以上前から存在する畳をこのように表現するのは初だろうな」と思いながら、「ここまでトリッキーな畳仕事をしているのは世界でも私だけだろうな」と自分を奮い立たせながらチャレンジをしています。そのような過程を経て製作できた畳がうまく収まった時は、当然嬉しいですし、ほっとします。私はその過程も楽しめていると思います。
畳の可能性を広げる。------- 「千3百年以上存在しているのに日本人は畳のことを知らない。何で出来ているか。どういった機能があるのか。あの香りはどこからくるのか・・・」これが、私が畳職人になったきっかけになった考えです。畳のことを知れば知る程、奥が深く面白いことが分かってきます。これだけ可能性があるものが全く深堀されていないのです。畳を通してやりたいことはたくさんあります。近々の目標は海外進出です。海外で活動する土台がだいぶ出来てきたと思いますので、 海外で何か面白いことをしようと思っています。その後もやりたいことを色々とやっていったら、おそらく畳屋ではなくなっているのではないかと思います。また、それが夢でしょうか。
最後に、現中学生へひとこと。「いっぱい悩んで考えて行動してください。」(了)
(令和8年4月)
お知らせ
大森第二中学校同窓会について
<同窓会の目的>
大森二中同窓会は、会員相互の親睦をはかりながら母校の発展に寄与し、支援・協力をしていく組織で、大森二中に在籍した人が会員になれます。
<これまでの活動>
卒業時の記念品の贈呈や入学式での式辞、また、会合を開き、周年行事での記念品の贈呈やその打ち合わせを行ってきました。
これまでの主な卒業記念品

若人の像

修復校旗

ジェットヒーター
組織
<会員>
大森二中に在籍していた卒業生で構成されています。
<これまでの組織>
湯本良一前会長が中心となり、卒業式や入学式での祝辞、周年行事の祝賀会の共催、記念品の贈呈、記念誌への投稿やそのための会合などを開いてきました。
<改選された新組織>
令和7年度に新たに組織を編成しました。主だった新役員は以下のとおりです。
会 長 23期 小鷹 秀男
副会長 16期 山崎 芳枝 22期 田中 裕 27期 伊藤 和弘
会 計 17期 山田 妙子 19期 阿部 はつ子
会計監査 19期 日野 節子 23期 笠原 明枝
この他に、阿部・目崎・真砂野・福本・荻野の5名が事務局として、また各年代幹事8名が活動しています。
今後の活動予定
<周年行事への協力>
令和9年度に予定されている80周年に向けて、学校と協議を進め、記念品、記念誌などの協力の仕方について検討していきます。
<学校やPTA、生徒会との連携>
PTA 役員と卒業記念品について、また、今後の在り方について協議しました。これからも綿密に話し合いを進め、学校や生徒の役に立つよう、PTAとの協力体制を整えていきます。
また、定期的に生徒会役員との話し合いの場をもち、生徒の要望などを聞き取れるようにも考えています。
<具体的な協議内容>
・学校行事、学年行事、生徒会行事への支援、協力について。(運動会・合唱コンクール・職場体験・地域清掃など)
・部活動、委員会への支援、協力について。
・学校予算外での備品の補充、整備について。
・学校やPTA,生徒会それぞれの要望への対応について。
・ホームページへの掲載について。
・現在(過去も)活躍されている著名な卒業生の紹介やインタビュー、原稿依頼などについて
・地域で活動されている卒業生の現況報告について。
在校生、卒業生へのお願い
<卒業時の入会>
大森二中に在籍した人は卒業と同時に会員になります。
これからの二中のため、そして、たくさんの後輩たちのために是非とも同窓会の活動に参加してください。
<学年代表幹事の選出>
活動のお手伝いや同期生への連絡をより確実にするために、卒業時に学年代表の方を選んでいただけるようお願いします。
<同窓会組織への理解と協力>
同窓会の存在、目的、活動方針についてご理解いただき、ご指導ご協力をお願いいたします。新役員を中心としながら、意義のある同窓会祖組織を作り上げていきたいと考えております。
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