中富小の風景（令和5年10月）

10月10日（火曜日）から10月27日（金曜日）までの約3週間、本校では読書週間になっています。正面玄関には先生方や子供たちが、自分のお薦め本を紹介する読書の木が設置されています。また、図書ボランティア主催の「スタンプラリー」も開催されていて、期間中子供たちは、図書室で本を借りてスタンプを集めています。スタンプが集まると、図書ボランティアの方々手作りのかわいい栞と交換することができます。栞を手にした子供たちは宝物を貰った時のようにとても嬉しそうでした。

10月22日（日曜日）、森ケ崎緑華園芝生広場にて「いつつのわふれあい祭り」が開催されました。イベント会場にて、本校の金管バンドの子供たちが「聖者の行進」「校歌」「海兵隊」「アフリカンシンフォニー」の4曲を披露しました。大勢の観客の前で、日頃の練習の成果を生かし演奏しました。また、会場では本校PTAも「飲み物・枝豆」のブースを出店し賑わっていました。爽やかな秋空の下、地域が一体となって「いつつのわふれあい祭り」を盛り上げ、楽しみました。

10月11日（水曜日）、アイ環境研究所の久保田弘道さんを講師に迎え、5年生の食育授業が行われました。5年社会の水産業の学習と関連付けて、今回は「日本の出汁」について学びました。久保田さんの講義を聴いた後、子供たちはカツオの一本釣りの疑似体験や鰹節削り体験、3種類の出汁（だし）の飲み比べ体験をしました。子供たちは削りたての鰹節や出汁をじっくり味わい、日本の食文化が生んだ「うまみ」を再認識しました。普段何気なく食べている食事にも、生産者の工夫や努力、そして長い歴史があることを知るよいきっかけとなりました。

中富小学校の給食に、「図書とのコラボメニュー」が登場しています。本校の川崎栄養士と竹之下読書学習司書の二人が、相談して本とメニューを決めています。10月は13日に絵本「給食のいちにち」とコラボして「カレーライス」と「カルピスゼリー」、20日に絵本「おしりたんてい」とコラボして「スイートポテト」がメニューに登場します。給食と図書という異色のコラボ。職員二人のチームワークのよさから生まれた中富小オリジナル企画です。子供たちには「食」と「本」どちらにも興味をもって、自分の世界を広げながらおいしく食べてもらいたいです。