授業提案報告2
更新日:2023年6月13日
6月7日(水曜) 第4学年
単元名 体の発育・発達 (保健)
1 学習の様子
体は年齢に伴って変化し、体の発育・発達には個人差があること、思春期になると体つき
が変わったり、異性への関心が芽生えたりすること、体の発育・発達には適切な運動、食事、睡眠(休養)が必要であることを学びます。
本時の学習で子供たちは、保護者にインタビューをして調べてきた自分の生まれたとき
の身長と現在の身長を比べたり、小学校に入学してからの身長の変化の様子を調べたりし
て、これからの自分の発育・発達に興味をもちました。さらに、資料から、身長の伸び方に
は個人差があり、一人一人違っていてよいことを理解しました。また、身長だけでなく、体
重や骨なども発育・発達していることを知り、今後の学習への興味・関心を深めました。
4年生は本単元の学習と理科『わたしたちの体と運動』の学習を基に、総合的な学習の
時間「骨ホネ元気大作戦!!」の学習に取り組んでいきます。
2 協議会
○ワークシートに作成した身長の伸び方グラフや気が付いたことを友達と交流することで、考えの深まりや新たな気付きにつながるのではないか。
○グラフ作成や交流の場面で、ICTを活用すると、児童が思考する時間を十分に保障できるだろう。
○保護者へのインタビューカードを活用して、学びを自分ごととして捉えさせたい。
3 指導・講評
講師 品川区教育委員会指導課 教育アドバイザー 藤森克彦先生
○共通点を見出す思考が自然であるが、本単元は違いがあることを見付け、受け容れることを学ぶ。多様性を認め、受容することは、他者理解の基礎となる。
○データの読み取りや共有、共通点や相違点の読み取りは、児童同士の交流活動に任せてよい。ICTの使い方を知れば、児童はすすんで活用をし、比較・分類・構造ができるようになっていく。
○家庭との連携は、内容の検討が必要。4年生ならば、体の成長について家族と話し合えるであろう。連携によって学びの深まりや広がりが期待できるような内容にする。
PTA顧問・地域連絡協議会委員・東邦大学教授 栃木 直文先生
○人によっての違い「個人差」を学び、理解し、受け容れることは大切である。
○未熟児として生まれた児童への配慮は必要である。
○10歳と20歳を扱ったが、9歳と18歳の方が現実的である。授業を実施した6月はほとんどの児童が9歳である。また、民法の成人は18歳である。