9月7日の学校
更新日:2020年9月7日
「挨拶が上手になりましたね。」そんな言葉をよくかけていただきます。ありがたいことです。子どもたちに、今一度挨拶の意味や大切さを知ってもらいたいと思い、今朝の朝会のテーマには挨拶を選び、こんなお話をしました。
『学校の中にこんな文字がところどころに貼ってあるのに気づいた人はいますか?あ・い・さ・つ・だ全部並べてみると、「あいさつだ」になりますね。今日は、挨拶の話をします。朝、皆さんがする挨拶を言ってみましょう。「おはようございます」ですね。朝の挨拶「おはよう」は、実は、ある言葉を簡単にしてできた言葉です。「お早くからご苦労様です」という言葉の前の部分、「お早くから」がだんだん、「おはよう」という言葉に変わってきました。では、昼間に人と会った時の挨拶を言ってみましょう。「こんにちは」ですね。これにもちゃんと意味があります。「今日はご機嫌いかがですか」という意味です。こんにちとは、今日という意味です。おはようと同じように言葉の前の部分を簡単にして、「こんにちは」になりました。下校する時の挨拶はどうですか?「さようなら」ですね。この挨拶の意味はちょっと難しいかもしれません。昔お侍さんは、「それならば」という意味の言葉を言う時、「さようならば」と言っていました。「さようならばこれにてごめん」といえば、「それではこれで失礼します」という意味、分かれるときの挨拶です。これも言葉の前の部分を簡単にして、「さようなら」になりました。三つの挨拶で、込められている気持ちは何だと思いますか。それは、相手を気遣う気持ちです。「ご苦労様、ご機嫌いかが、失礼します」という気持ちを短い言葉にして、相手にたくさん伝えられるようにしたのが挨拶です。挨拶に気持ちを込めましょう、という理由はそういうことなのです。 さて、校内にちりばめた「あいさつだ」を見つけたら、よく見てください。じつは、あいうえお作文になっています。例えば「あ」は「明るく」です。「い・さ・つ・だ」にはどんな言葉が繋がっているか、わかったら、校長室前のカードに答えを書いてポストに入れてください。正解の人には「しおり」をプレゼントします。一日中素敵な挨拶が飛び交う南蒲小学校を目指したいですね。』