更新日:2020年10月29日
6年生の社会は戦国の世に入りました。昨日の28日、その社会の授業を校長が担当させてもらいました。戦国大名が何を願い、戦をしていたか、がテーマです。開かれた当初から脆弱だった室町幕府。諍いが絶えない日々でした。首府京都を焼き尽くした応仁の乱はあまりに有名ですが、将軍が殺害されたり引きずりおろされたり…。荒れ果てた世の中を立て直そうともしない主君に愛想を尽かした家来が、「いっそ主君を倒してでも自分が良い国を治めたい。」そう願っても不思議ではない世の中でした。戦国武将が下剋上を行い、戦国大名にのし上がっていった流れを学びました。その代表としてまず引き合いに出したのは伊勢宗瑞です。後世、北条早雲と名が知られている戦国初期の大名です。「6公4民」(収穫した米の6割を公として納め、農民の取り分は4割)、場所によっては「7公3民」が当たり前だった時代に「4公6民」の善政を敷いた人物です。そして、織田信長、豊臣秀吉の登場へ。秀吉の全国統一を迎えてようやく戦国の世が終わる流れをクイズなどを交えながら授業デザインしました。時折、「○代目の将軍が僧侶の時の名前は△△ですよね。」とか「信長の嫡男の幼名は奇妙ですよね。」など、とても小学生が知っているとは思えない知識を持っている子もいて、タジタジでした。

鎌倉時代の復習 六波羅探題説明できる人? ハイ!