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校長室の窓 子どもの心の宝探し(令和元年度 2学期)

更新日:2019年12月25日

2学期の合い言葉は 「高める2学期」

このページでは、校長が学校のことをお伝えします。
御家庭でのお子様との話題作りにお役立てください。

「終業式の話」(12月25日)

2学期の始業式では、2学期の合い言葉として、「高める2学期」でいきますとお伝えしましたね。
終業式の今日1日は、それをふり返って反省をする日です。
皆さんは、この2学期の4か月間で、どのようなことを高めたでしょうか。
矢口小学校の教育目標は「よ・い・こ」です。
この「よ・い・こ」に当てはめてふり返ってみましょう。
「よ」は、よく学びという、学習の目標です。どんな学習で自分を高めたでしょうか。
「い」は、いつも元気での、体力や健康の目標です。運動や給食などを通して自分の高まりはあったでしょうか。
「こ」は、心豊かでやさしいです。友達に優しくできたでしょうか。先生と協力して、よい学級を作ることができたでしょうか。または親や家族と仲良くすごせたでしょうか。
こういうことを今日はふり返ってみましょう。
また、冬休み中には令和2年になります。新しい年の目標も「よ・い・こ」で考えてみましょう。歩きながらでも、食事をしながらでも、トイレに入っていても考えられますね。
終業式の日、これまでの反省を活かして、新しい年の新しい目標を考えましょう。これは宿題としておきます。

さて今日は最後に、明日、大田スタジアムで行われる「大田区小学校駅伝大会」に矢口小学校を代表して出場する選手16名を紹介します。5,6年生の選手の皆さんは舞台に上がってきましょう。
(選手16名、舞台に上がる。校長から名前を紹介する。)
このメンバーで、明日の駅伝大会に行ってきます。この数週間、駅伝大会に向けて、放課後に練習をしてきました。走る力を高めた16名です。
(この後、男女キャプテンがスピーチをする。)
それでは応援のための大きな拍手を送りましょう。
(会場より大拍手。選手16名、誇らしげに礼をする。)

「地域教育連絡協議会での話題」(12月18日)

今年度3回目の「地域教育連絡協議会」を行いました。主に教員が学校評価したものを、さらに第三者的視点で評価していただくことについてのお願いでしたが、委員の皆様にはせっかく集まっていただきましたので、お話も伺いました。
〇 一つ一つの行事を通して、子供たちは成長している。
〇 授業を参観して、1年生と6年生の違いに驚く。6年間でこんなに大きく成長するのかとも思う。
〇 スマイルネットの見守り活動を通して、校長が1年生に付き添って下校をしてくれたことを微笑ましく思い出す。
〇 文化フェスタは展覧会形式だったため、1時間もあれば参観できるだろうと思って来てみたが、子供たちの作品の素晴らしすぎて、1時間では見切れなかった。
〇 学校公開で授業を参観したが、1年生も1学期の頃よりも、落ち着いてきた印象を受けた。
〇 行事が多いと先生方は大変だと思うが、子供たちにとっては貴重な経験ができて幸せだ。先生方は健康に気を付けながら頑張ってほしい。
〇 学校の役割が大きすぎるとも思える。教育はもちろん、防災拠点でもあるし、地域のシンボルでもある。その他、様々に学校に頼りすぎていることがあるのではないだろうか。
〇 先生方は、学校評価書を一つ作成していくのも大変なことだと思う。加えて、様々な地域行事もあるし、これからの教育のあり方を考えていかなければならないと思うが、どうしたらよいのか見えてこない部分もある。
〇 10月の台風による水害避難の時、町会の指定避難所はA小学校となっていたが、後日、町会の方々に聞いたところ、場所を知っている人が一人もいなかった。今後のことを考えると、町会として台風対策も見直していかなくてはならない。
〇 PTAのイベントをたくさん開催した2学期だったが、参加して楽しんでくれる、喜んでくれる子供たちの笑顔がとても嬉しい。子供も親も先生も、一緒になって楽しめることが相乗効果となって、良い地域を築くことに結び付くと感じる。

「私は冬休みにノート1冊の物語作文を書く!」(12月19日)

「校長先生、私は昨日、家で、校長先生からいただいた原稿用紙15枚(6000字)を全部書いて、本にしてきました。今、腕が筋肉痛ですし、指にタコまでできています。」
「校長先生、ぼくはノートに23ページ(5000字)も書けました。」
「ぼくは19ページ(4000字)です。」
「私は、マインドマップで、もっともっと考えたい。冬休みにノート1冊の物語文を書いてきます。」
これはすべて、私に語りかけた小学校3年生の言葉です。

2007年から2010年にかけて、私が他校の担任として実践研究をした「マインドマップで物語作文の設計図をかいてから、本文を書こう」という授業を、3年生の学級でさせてもらいました。文章を書くということは、とても大きなエネルギーが必要です。いきなり原稿用紙を渡されて、「書きなさい」と言われても、大人でも書くことに苦労してしまうことが多いでしょう。ですから、「作文の設計図」が必要だと私は感じています。この学習では、子どもたちに考えを拡げるためのマインドマップという「道具」を与え、それを足場にして思考を拡げられるだけ、どこまでも拡げていく。その過程で次々とひらめきを起こした子は、脳内でドーパミンが放出されて、とても楽しい状態になりますので、考えること=学ぶことをやめられなくなる。その結果、紹介したようなプラス思考の言葉が聞こえてくるというしくみになります。

令和2年度から完全実施になる新学習指導要領の柱のひとつとして、「主体的に学習に取り組む態度も含めた学びに向かう力」があげられています。「私は、マインドマップで、もっともっと考えたい。冬休みにノート1冊の物語文を書いてきます。」という3年生が自ら発した言葉こそ、非常に高いモチベーションをもち、主体的に自分自身の課題を作り出し、学びに挑もうとする力の証明であり、そのモデルとなる子供の姿なのではないかと感じました。


3年生がかいた物語文の構成図(全体)


3年生がかいた物語文の構成図(一部)

末續慎吾選手によるオリパラ授業(12月12日)


低学年 走り方教室1


低学年 走り方教室2


高学年 夢を叶えるには1


高学年 夢を叶えるには2

12月12日(木曜)の2~3校時、オリンピック・パラリンピック教育(大田区体育健康教育授業地区公開講座)として、2003年パリ世界陸上競技大会男子200m走銅メダリスト、2008年北京オリンピック陸上男子400mリレー銀メダリストである、末續慎吾選手に来ていただき、子どもたちも参観した大人も同じように、貴重なお話を伺うことができました。多忙な末續慎吾選手を呼ぶことができたことの背景に、本校の学区域内にある日本体育大学荏原高校の小安教頭先生のお力添えがあったことも紹介します。(小安教頭先生は、本校の地域教育協議会委員も務めてくださっています。)

末續選手から教わった内容については、12月16日(月曜)の全校朝会で復習をしてみました。
(低学年)
◎走るときには、腕や足の形を「四角」にして、前後に真っすぐ動かすこと。(朝会では、実際に腕や足を動かしながら、末續選手に教わったことを思い出す児童の姿がありました。)
(高学年)
◎夢は必ず紙に書いておくこと
◎夢をもつためには、自分の好きなことと嫌いなことをはっきりさせること。
◎好きなことを夢にして努力すること。
◎夢を叶えようとすると、たくさん失敗をする。これが大事で、失敗をすればするほど、成功する方法が分かってくる。成功に近づける。

お話の最後には、獲得した銀メダルと銅メダルも見せてくださいました。写真のメダルは、北京オリンピックの銀メダルです。
末續選手の直筆サインは、校長室前廊下に飾らせていただきました。学校にお寄りの際には、どうぞご覧ください。

避難所運営訓練(12月1日)


指揮系統を試行する訓練


災害時公衆電話の使用訓練

12月1日(日曜)の午前中、蒲田西特別出張所が運営する「避難所運営訓練」が行われました。
大田区の職員が10名、町会の皆さんが50名参加して、万が一の大地震に備えるための訓練をしました。

【内容】
(1)発電機操作訓練
(2)避難者受入訓練
(3)4班(総括班・情報班・避難所班・地域活動班)に分かれての訓練
(4)簡易トイレ組立訓練

防災物資が、学校内のどこにあって、どのように使うのかを分かっている方々が、一人でも多くいることが災害時には大きな力になります。
今回の訓練で大きな反省として出てきたことの一つに、矢口小学校内の防災備蓄倉庫内をもっと整理整頓して、どこに何が置かれているのかを即座に分かるようにしておかなければならないということがあります。
小さなことでも改善を加えていくことで、万が一の時に対応力が高まります。
災害は起こらないことを望みますが、地震国日本ですから、今回のような訓練を毎年重ねていくことが必須です。

子どもは風の子(11月29日)

1年体育

気温7℃。
久々の晴天ですが、とても寒い今日です。
写真は本当に校長室の窓から撮影したものです。
1年生が体育の学習で校庭に飛び出してきました。
半袖、短パンの姿ばかりです。
多くの子どもたちが「寒い!寒い!」と言いながら、ピョンピョン跳ねて体を温めていました。
それでもみんな、笑顔で元気いっぱいに運動をしていました。
子どもは風の子ですから、寒くてもどんどん運動することで、強くて丈夫な子に育っていきます。

さて、本校では体育学習を効果的に行うために、週に3日、日本体育大学の陸上競技部から来ていただいている指導員がいます。
写真の中で、子どもたちと一緒に運動している大人の方が指導員です。
砲丸投げを専門競技としている体の大きなお兄さんなのですが、第一印象がとても優しげで、礼儀正しい方ですし、子どもたちにも人気があります。
いつも熱心に体育指導を手伝ってくれて、学校としてはすごく助かっています。

全校朝会「1万時間の法則」(11月18日)

今日は高学年向けの話になります。
校長先生はスポーツが好きなので、スポーツの話が多くなってしまいますが、昨日は野球で日本が世界一になりました。
今日のまだ朝が明けないうちに、ヨーロッパで試合をしていた卓球の伊藤選手も世界一になりました。
一流選手の中ではこんな言葉がよく聞かれます。
「1万時間の法則」といいます。
どんなことでも1万時間努力すれば、一人前になれるという法則です。
スポーツはもちろん、ピアノの演奏、科学者になること、会社で一流になること、歌手になるとか、どんなことでもまずは1万時間かければ通用する力をもてるということです。
これが2万時間になると日本一レベル、3万時間でオリンピック出場レベル、4万時間で金メダルを争えるレベルとも言われています。
ふりかえって、これを勉強に当てはめてみると、日本の小学校・中学校の9年間で授業を行う時間は全部で8830時間(令和2年度新学習指導要領より)です。
1万時間には少し足りないですね。だから宿題もやり、補習もやり、読書もする。中には塾で勉強する人もいます。こうして1万時間を超えていきます。
ですから、学校の勉強は1時間でもおそろかにしてはいけないんですね。
学校の勉強をしっかりやれば、日本の社会の中で、なんとか生きていける力が身に付くのです。
さらに努力を重ねれば、もっともっと自由に生きていく力が伸びることでしょう。
今日は、1万時間の法則を教えました。

3年国語「秋の楽しみ」(10月30日)

3年生の国語の授業を参観しました。秋に関わる言葉を集めて、簡単な詩を書くことを計画した言語能力を高めるための授業でした。
今日は詩を書く前の段階で、秋に関わる言葉を思い浮かべ、それを交流し、知っている言葉(詩の材料)をできるだけたくさん増やすことをねらいにしての担任の指導でした。
この授業の中で、様々なチャレンジがありました。

(1)児童のイメージを広げるための、秋に関わるイラスト掲示
(2)思考ツール(マッピング)による個人での拡散思考
(3)五感に注目させるための「五感マーク」の活用
(4)個人作業時の担任の声掛けによる、児童の言葉意識のふくらませ
(5)ICT活用による活動の「仕方提示」
(6)児童同士の伝え合いを引き出すための「伝え合いブック(お返し言葉を記載)」の活用

とても計画的な授業の中で、児童は一人ももれなく個人作業、グループ作業に笑顔で参加し、次時に行う「詩の創作」への意欲を高めていました。
最後には、ある子から「もっと発表したいです!」という嬉しい声があがりました。

下の画像は、この授業を私が記録した「マインドマップ」です。思考の整理や拡散に使うためのツールです。
マインドマップのくわしい説明を入れると、文章が膨大な量になってしまいますので、読み取れるように大きめの画像にして掲載します。
マインドマップは、よく「天才を生み出すノート術」と言われ、いったん身につけると仕事や勉強にとても大きな力を発揮します。
来年度のサマーワークショップでは私が講師となって、「マインドマップ講座」をやらせてもらおうと思っています。
お楽しみに!

授業記録
3年生の国語の授業をその場で記録したマインドマップです。とてもたくさんの意見が出た授業でした。

「絶対無事故で準備作業を」(10月28日 放送朝会の話)

今週は「矢口文化フェスタ」に向けての準備作業をし、11月1日と2日に文化フェスタを行う1週間となります。
今日の1時間目に5年生が体育館で展示作業をするのをスタートに、学年ごとに順番で体育館へ作品を運んでいきます。
この時に合い言葉にしてほしいことを先週、先生方にも話してありますが、「絶対無事故」ということです。
事故というのは、ケガをすることだけが事故なのではありません。みんなが大切に作ってきた作品が壊れたり、汚れたりすることも事故なのです。そんなことがけっして起こらないように、走ったりふざけたりせずに、慎重に作業を進めていきましょう。
そして、みんなの手で、体育館を美術館に変えていってください。
2学期は「高める2学期」を合い言葉にスタートしました。今週は学年を超えて、たくさんの作品を見ることができます。友達の良さをたくさん見つける「高め合い」の1週間になるようにしていきましょう。
素晴らしい「矢口美術館」ができあがることを楽しみにしています。

矢口魂を考える和歌学習(5年生 10月25日)

今日は5年生の授業観察に入りました。国語の和歌の学習でした。
いきなり和歌を詠もうといっても小学生には難しすぎますので、「穴うめ和歌」という方法で学習しました。江戸時代の国学者・本居宣長が詠んだ「敷島の大和心を人問はば 朝日ににほふ山桜花」のという和歌の「大和心」を「矢口魂」に替え、下の句を考えるというパターンと、下の句の最後に「矢口魂」を入れて、あとは自由に考えるというパターンで子供たちは取り組みました。さすが本校の5年生です。授業をしている担任も、観察に入った私自身も感動する作品をたくさん詠んでくれました。学級の全員が素晴らしい和歌を詠んだのですが、その中で、私が記録できたいくつかを紹介します。

・敷島の 矢口魂 人問はば あいさつをして 心清らか
・敷島の 矢口魂 人問はば あいさつやさしさ 心の中あり
・敷島の 矢口魂 人問はば あいさつ大好き 元気な人々
・敷島の 矢口魂 人問はば 勇気を出せば 成長するぞ
・敷島の 矢口魂 人問はば あいさつ挑戦 負けぬ心よ
・敷島の 矢口魂 人問はば やさしくする子 大田っ子たち
・敷島の 矢口魂 人問はば あいさつたくさん 笑みがこぼれる

・全学年 みんな仲良し みんな協力 みんなでつなごう 矢口魂
・矢口小 みんな元気で 仲がいい 楽しい学校  矢口魂
・あいさつで みんな仲良く 助け合い 希望あふれる  矢口魂
・助け合い 優しい心 思いやり 友達いっぱい  矢口魂
・すごくうまい ソーラン節の 演技力 みんなで仲良く  矢口魂

いかがでしょうか。一首一首に本校の特色がよく表現されていますし、子供たちが矢口小で学ぶことを誇りにしていることを感じ取れます。

矢口サーキット(体育朝会 10月18日)

雨が続きそうな最近の天候です。今朝も早い時間帯には雨が降っておりましたので、校庭での体育朝会は延期にすることも考えましたが、来週に延期してもさらに雨続きのようですから、濡れている遊具を雑巾でふいて、体育朝会を実施しました。
今日取り組んだのは、体育担当の教員たちで考えた「矢口サーキット」というサーキットトレーニングです。トレーニングの種類は次の通りでした。
(1)鉄棒前回り
(2)コーンを置いてギザギザラン
(3)はんとう棒に10秒間しがみつき
(4)サッカーゴールジャンプ
(5)ジャングルジムの一番上にタッチ
(6)ラダートレーニング(ももあげ)
このコースを自分のペースで回っていくという形式です。

スポーツ指導者の世界では、小学生時代を「ゴールデンエイジ」と呼び、主に神経系の運動をたくさんすることで、その後の運動能力に良い影響を与えると言われます。
これらの運動は、1回や2回やっただけでは効果がなく、繰り返し取り組んでいくことで運動能力が高まっていきます。体育朝会はそのきっかけ作りを目的としています。


はんとう棒(のぼり棒)


ラダートレーニング

脱穀作業(5年生 10月17日)

矢口小学校の中でも、最も特色ある教育活動として、5年生のお米学習があります。
春先の「代かき」から始まり、「田植え」「水管理」など大切に育て、「稲刈り」「乾燥」をへて、いよいよ「脱穀」の作業をしました。
このすべての作業を継続的に体験できるということは、都内でも数校しかないのではないかと思います。
足こぎ脱穀機も借り物ではなく、学校が自前で持っているものです。
担任がキーコキーコと足でこぎ、脱穀機を回転させる。
そこに稲の束を持った子供たちが順番で脱穀作業をする。
作業をしているみんな、真剣で楽しい学習時間をすごしていました。

これもまた、大切に残していきたい「矢口の誇り」「矢口魂」です。

脱穀1

脱穀2

脱穀3

脱穀4

第40回 町会連合親子運動会(10月6日)


東京実業マーチングバンド


東京実業マーチングバンド


入場行進


ポスターコンテスト入賞作

10月6日(日曜)午前、第40回記念町会合同親子運動会が矢口小学校校庭で開催されました。
40回の節目を記念して、全国大会でも金賞を受賞する高い実力を発揮している「東京実業マーチングバンド」の演奏があり、運動会に華を添えてくださいました。
音の切れといい、隊形の変化といい、見事な演技に、運動会参加者全員、感動しました。

今回の運動会は、例年以上に子供たちの参加者が多かったそうです。
町会対抗玉入れの競技から始まり、順調に進行していくことを祈っておりましたが、残念ながら途中から雨が降ってきてしまい、水たまりも出始めたため、途中で中止となりました。
しかし、朝早い時間から準備に駆け付け、町会全体を楽しませてくださった役員の皆さんからは、途中で中止になったことも前向きに考え、また来年はもっと良い運動会にしようという声が飛び交っていました。

この運動会に向けては、「ポスターコンテスト」に作品を出してくれた6年生の努力も、「非常に素晴らしい作品ばかりで、選ぶのに苦労した。」と、高く評価していただきました。

避難訓練での話「正確な情報と正しい判断が身を守る」(10月3日)

今日の避難訓練は、理科室から火災が起こり、しかも放送機が故障しているという状況設定での訓練でした。
児童の皆さんの訓練態度は、整然と避難をしたし、今も静かに話を聞けています。ですから、合格レベルだとお伝えします。
しかし、ここからする話は、大人も子供もよくよく考えながら聞いてください。
まず、今日は理科室から出火ということでしたが、理科室まで消火器を持って駆け付け、初期消火の訓練をした人はいませんでした。
私一人だけで、廊下にある消火器を2本持っていきました。
そうなると、今日の状況というのは、理科室の火を消すことが難しく、大きな火災となった可能性があります。
皆さんが避難してきた道は、本当に安全だったでしょうか。
このように振り返ると、おそらく正面玄関を通って避難してきた最後のクラスは、煙にまかれて危険だったように想像できます。
避難する出口は保健室にもありますし、校庭ではなく、校舎の外側の道路に逃げ出す出口もあります。
今の状況はどうなっているのか、そしてどのように避難することが最も安全なのかをいつも考え、自分の判断力を高めていくことが大事です。

全校朝会の話「〇〇の秋」(9月30日)

ある調査で「〇〇の秋」といったら、あなたは何を入れますかというものがありました。皆さんなら、どんな言葉を入れるでしょうか。
第1位は「食欲の秋」です。第2位は「スポーツの秋」、第3位は「読書の秋」となっていました。
他にも「芸術の秋」という言葉もありますね。

「食欲の秋」といえば、大田区では10月に「早寝・早起き・朝ごはん月間」になっています。
矢口小学校は、ある調査で朝ごはんを食べている割合が、とても高いことが分かりました。
これからも毎日しっかり朝ごはんを食べてきてくださいね。

「スポーツの秋」では、この土日、日本のスポーツ選手が素晴らしい活躍をしました。
土曜日には、星空映画会が始まる前に、ラグビーの日本チームが、世界一といわれているアイルランドチームに勝ちました。
日曜日の午前中には、世界陸上の競歩で、鈴木選手が日本で初めての金メダルを取りました。
スポーツにも興味をもって、自分でやってみたり、応援したりしましょう。

「読書の秋」も大事です。
私も今日から、吉田松陰と高杉晋作という人が登場する幕末の本を読み始めました。
たくさん本を読む秋にもしていきましょう。

以上、「〇〇の秋」という話でした。

6年生とうぶ移動教室 「一致団結 ~悔いのない3日間~」(9月18日~20日)

とうぶ1
宿舎前で記念撮影

とうぶ2
東篭ノ登山の頂上

6年生のとうぶ移動教室の間に、子供たちに話した校長講話の内容をお伝えします。

【1日目 出発式・開園式】
◎自分たちで立てた「一致団結 ~悔いのない3日間~」を言いかえてみると、全員が一つに到る。まるで一つのかたまりの様に、心と心が結び合っている。そういう状態に近付けていくことが、この移動教室の目標です。
◎成功イメージをもつために、私がこれまで経験した中で、最高レベルの小学生の例を三つ紹介します。
・今から25年以上前の6年生の女子が移動教室の最後に代表児童として言った言葉「この3日間で私たちは宝石のようなたくさんの思い出を作ってきました。私は私の心の引き出しの中に、この宝石の思い出をいつまでも大切にしまっておきたいと思います。」
・12年ほど前に担任した6年生は、単学級であったこともあって、移動教室中のすべてを子供たちの力でやり通した。担任していた私は、三日間、全員の前では本当にほとんど話すことなく、すべて子供たちで進めてしまった。
・私が初めて副校長を務めた学校では、移動教室の最後に「全力清掃」をして、宿舎の方々が驚くくらいまでやり通すことを伝統としている。このことを先輩学年が次の学年に毎年指導している。
今年のとうぶ移動教室で、矢口小学校の6年生がどんな伝統を築けるだろうか。それは三日間の取り組みがスローガン通りになれば実現することでしょう。

【2日目 朝会】
◎今日は気持ちよい晴れになりました。周りに見えるように、あの雲の上まで山を登りに行きます。2000メートルを超える天空の世界を思う存分味わいましょう。
◎食事の時の「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶で、手を合わせる時のことを教えます。今、矢口小のみんなは、当番の「手を合わせてください。」の声に合わせて、パチンと音を立てていますが、これはちょっと幼稚な挨拶になります。幼稚園の子供たちだと、手を合わせることを分かりやすくするために、「はい、パチンと手を合わせて、いただきます。」というようにすることもありますし、そのような園児向けの「いただきますの歌」まであります。しかし、本来は「合掌する」という意味があります。私たちの命を支えるために、命をくれた生き物や植物、心を込めて時間をかけて食事を作ってくださった方々への感謝の気持ちを表す「いただきます」は、静かな気持ちでそっと手を合わせることが大人の振舞いだと思います。
そして「ごちそうさま」の「馳走」というのは、大切なお客様のために食材を用意したり、料理を作ったりと、走り回るかのように作ってくれた方々へ、「ありがとうございました。」の気持ちを込めて深々と挨拶するのが大人だと思います。

【3日目 朝会 】
◎この3日間、相生小学校の皆さんとも一緒に過ごしました。「学ぶ」という言葉は「まねする」「まねぶ」からきて、人のよいところを「学ぶ」という言葉になったとも言われています。その意味では、相生小学校の皆さんからも学べる点がたくさんあると感じます。この後の朝食時間が一緒に過ごす最後の時になりますが、何かひとつでも相生小の皆さんから学び取れると、君たちの世界も広がるでしょう。さて、出発式で「全力清掃」という成功イメージを紹介しました。いよいよその時が来ました。ぜひ「全力清掃」を合言葉に、チャレンジしてください。

【閉園式】
◎この3日間を安全に、そして快適に過ごさせていただいた「とうぶ休養村」の皆さんに、心より御礼申し上げます。
◎少しゆっくり話しますので、この3日間を頭に思い浮かべて、振り返ってみましょう。1日目、バスの運転手さんやガイドさんにお世話になりながらとうぶへ着きました。午後はみんなで楽しく体育館レクをしました。夜は雨もやんで、予定通りキャンプファイヤーをすることができました。2日目、あの天空の世界、東篭ノ登山に全員が登り切り、360度の素晴らしい眺めを目に焼き付けました。夜には木星や土星を観測することができました。一人一人が係活動に責任をもって取り組みました。そして今を迎えています。このような言葉があります。「蔵の宝、つまり財産よりも身の宝、健康とか体力とかが大切である。身の宝より心の宝が一番素晴らしい。」きっと君たちの心の宝がたくさん残っていることでしょう。

【解散式】
◎道が渋滞し、帰りがこんなに遅くなってしまいました。長くは話しません。この3日間、「一致団結 悔いのない3日間」というスローガンに向かって、皆さんは本当によく努力しました。3日間を通して、どんどん成長していく姿を見ることができて、私はとても嬉しかったです。点数で100点満点とよく言いますが、今回の移動教室、私からは300点をあげたいと思います。そんな素晴らしい移動教室をやり通した子供たちに、お迎えに来てくださっている皆さん、どうぞ大きな拍手を贈ってあげてください。(校庭 大拍手)

とうぶ7
山の頂上から見た雲海

とうぶ8
池の平湿原

とうぶ3
階段に掲示した「一致団結」

とうぶ4
手際のよい食事係

とうぶ5
思い出のキャンプファイヤ-

とうぶ6
火起こし体験

エンジョイタイムで「レッツ!エンジョイ!」(9月17日)

「本校では月に1回、第3火曜日の昼休みを掃除なしのロング昼休みとして、写真のようにクラス遊びを行っています。
これは「体力向上策」のひとつとして、運動遊びの習慣をつけるために取り組んでいます。
【ねらい】
◎日常の生活に運動を取り入れることで、楽しく遊びながら運動に親しみ、運動好きな児童を育てる。
◎運動を得意としない児童でも運動能力に関係なく取り組めるような、ゲーム性やチャレンジ性の高い遊びを取り入れることで、進んで外遊びができるようにする。
◎友達とのかかわりを大切にし、人間関係やコミュニケーション能力を育む。
◎体を使った遊びを通して、基礎的な体力をつける。
こうしたことを目標にして取り組んでいます。

本校児童の平均体力については、毎年行っている「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を見ると、残念ながら全国平均値を下回っている種目が多くあります。
これは、坂道のほとんどない地域環境で脚力が鍛えられないということがあったり、ボールを自由に投げたり蹴ったりできるスペースが、意外に少なかったりするという地域環境も影響すると分析できると思います。
また、子供の中の遊び文化が大きく変化し、街の中で子供たちが走り回って遊んでいるという場面を目にすることも減っています。
学校の教育目標「よ・い・こ」のひとつである「い」・・・「いつも元気で、じょうぶな子ども」を育てるために、学校にいる間には、少しでも体を動かして、心身ともにじょうぶな子供になるように微力ながら働きかけてまいります。

校庭右

校庭左

体育館

屋上

道徳授業地区公開講座 講演から学んだこと(9月14日)

本日は土曜日ではありますが、道徳授業地区公開講座を開催させていただきました。
すべての学級で道徳の授業を公開し、保護者や地域の皆様とともに、子供たちの道徳性をどう育んでいくかを考え合うための公開講座です。
3校時には、大田区教育委員会指導課指導主事の中治謙一先生を講師としてお招きし、少人数の参加者ではありましたが、道徳について体験的に学び合うことができました。
講演の内容を要約してお伝えします。

(1)役割演技によるシミュレーションを通して
・何気ない日常生活の場面に、様々な道徳的価値判断をし、行動選択をしている。
・その状況に応じて、一人一人の判断が違う。
・相手との関係性が違えば判断も違うし、場面が違えばそこでも判断が変わる。
・その判断の違いには正解・不正解はなく、道徳授業の中で、様々な考えに出会うことが大切である。
・こうした様々な場面や関係性を通した行動選択を積み重ねていくことで、人間理解が深まっていく。

(2)道徳の授業は学校の道徳教育の「扇の要」
・学校は教育活動全体を通じて、道徳性を養うことになっている。
・各教科の授業内、休み時間の過ごし方、行事への取り組み方、具体的には廊下の歩き方ということまで含めて、それら一つ一つが道徳という扇の「中骨」や「親骨」である。
・道徳の授業は、それら「中骨」や「親骨」を支えて、一つの扇としてまとめるための「要」である。
・こうしたことを理解して、日常から子供たちに意識的に働きかけ、道徳の骨をたくさん作っていくことが大切である。
・教育活動全体を通じて作られた「扇の骨」がたくさんあれば、それを束ねてまとめる「要」としての、道徳授業が生きてくる。

このほか、ホームページ上では紹介できないのですが、子育ての考え方や、家庭・学校・地域の役割という内容で、参加者の心に刻まれる貴重なお話をいただきました。

今後も、本校の子供たちを取り巻く私たち大人が、子供たちを豊かに育めるような接し方ができるように、新鮮な知識や自己の心の器を拡げていけるような学習の場を御用意しますので、多くの方々の御参加をお願いいたします。

プール開き集会の話(9月10日)

昨日は台風15号の影響で臨時休校させていただきました。
御協力いただきました各御家庭の皆様に御礼申し上げます。

今日はこの夏の水泳学習をしめくくる「プール納め集会」を行いました。
はじめに、2,4,6年生の代表児童から次のような言葉(要約)がありました。
2年生男子「今年は25m平泳ぎで泳ぎ切ることができました。クロールや平泳ぎの呼吸を三拍子ですると良いことも分かりました。平泳ぎのキックをピッとすることで、速く泳げました。」
4年生女子「私は平泳ぎもクロールも50mに合格しました。特にクロールは86秒かかっていたのが64秒まで、22秒も縮めることができました。先生からもアドバイスを受け、最後の15mを全力で泳ぐようにしました。来年は3段を目指します。」
6年生男子「僕は低学年のころ、水泳が得意ではありませんでした。これまでの6年間で、浮く練習から始め、少しずつ泳げるようになり、プールが怖いものから楽しいものに変わりました。あきらめずにやり抜くことが大事だということを学びました。」

校長の私からは次のような話をしました。
「2学期の合い言葉は、始業式で話したように『高める2学期』です。今、発表してくれた3人の代表のお友達。2年生のお友達は、平泳ぎでピッと伸ばすと早くなるなど、技の高まりを話してくれました。4年生のお友達は、86秒から64秒に22秒もタイムを高めた話をしてくれました。6年生のお友達は、6年間の努力の結果、水泳が怖いものから楽しいものに変わったという話をしてくれました。3人ともそれぞれ「高めた」ことを報告してくれました。ここにいる皆さんも、水泳の学習で、自分自身をどのように高められたか、教室に帰るまでにいろいろと思い起こし、振り返りをしてみましょう。」

水泳は、練習すればするほど、着実に自分を高められる学習です。
御家庭で、お子様の頑張りをぜひ聞いてあげてください。
そしてどんなに小さな高まりであっても、その一歩の成長を、一緒に喜んであげることで、お子様の自信が高まります。
どうぞよろしくお願いいたします。

始業式の話(9月2日)

今日の話は短いです。
2学期の合い言葉をお伝えします。
「高める2学期」です。
では何を高めるのかといいえば、矢口小学校の教育目標の「よ」「い」「こ」を高めます。
「よ」は、よく考え進んで学習する子どもですから、毎日の授業でしっかり学んでいけば、自分を高めることができます。
「い」は、いつも元気でじょうぶな子どもですから、健康に気を付けたり、運動をしたり、給食を好き嫌いなく食べたり、みんなで一緒に遊んだりして体力を高めましょう。
「こ」は、こころ豊かでやさしい子どもですから、みんなと協力しながら、困っている人がいたら助けてあげたり、優しくしてあげたりしていきましょう。
合い言葉。「高める2学期」
もう覚えましたね。それでは自分を高められるよう2学期も頑張っていきましょう。


校長室前にめだかの学校という箱庭を作りました

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