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校長室の窓 子どもの心の宝探し(令和2年度2学期10~11月)

更新日:2020年10月2日

2学期の合い言葉は 「矢口魂(やぐちだましい)とは」 です

このページでは、校長が学校のことをお伝えします。
新型コロナウイルス感染症対応で、なかなか学校を公開できないため、できる限りたくさん記事にしていきます。
御家庭でのお子様との話題作りにお役立てください。

目次(題名をクリックすると、その文章にジャンプします)

地域清掃の経験で自分の心もきれいになる・6年生の感想(11月27日)

地域清掃

「ぼくは今日、地域清掃をしてみて、通りかかった人に「ありがとう」と言われました。そのとき、とてもうれしい気持ちになりました。清掃をすると地域の人がよろこぶので、ごみを見つけたら拾おうと思いました。ごみが歩くたびに多いと思いました。ごみを拾うたびに、心がスッキリして、とても楽しくうれしかったです。」(男子T.Kさん)

「知らないおばさんに、ありがとうって言われてうれしかった。たばこがあったり、きたなかったりした。パンツやなぞな物もあって、おもしろかった。」(男子O.Yさん)

「いつもふつうに歩く道でも、あんなにゴミが落ちていてびっくりしました。えkど、みんなできれいにしていくうちに、楽しくて、うれしくなってきました。今日拾っただけなので、教室だけではなく、道でもゴミを拾おうと思いました。」(女子T.Cさん)

「そうじをやってみて、ものすごくすっきりしました。やり始めると、いろいろな所にあるのを見つけて、いつもは通りすぎていた道も、けっこう落ちていて、やりはじめたら止まらなくて、いつもやってないことをやったけど、ものすごく楽しかったです。またやりたいと思いました。」(女子N.Yさん)

「みんなで協力して見えているごみを全部拾えたのでよかったです。友達とやると、とても楽しいし、たくさんのゴミも拾えました。地域の役に立てたので、よかったです。3学期もやりたいなと思います。この活動をいかしたいです。」(男子K.Tさん)

「地域のゴミを拾うと、気持ちがきれいになった。すごく楽しい。意外にゴミが多かった。」(男子I.Hさん)

「ふだん地面を見ながら歩いていなかったので、こんなにも身近にごみがあって、たくさん拾えると楽しいし、心もきれいになった気がします。」(女子K.Aさん)

「今回は、矢口の一部しかやってないけど、自分にとって、少しはきれいになったんじゃないかと思いました。自分がやって、地域の人も自分も、すっきりしていると思う。」(男子S.Sさん)

自発的に朝のあいさつに立つ5年生(11月26日)


5年生有志のあいさつ運動

矢口小学校は伝統として「あいさつができる子になること」を誇りにしています。
このごろ、週に1回ペースで、5年生の男子5人チームが自主的に朝の正門あいさつに立ってくれています。
一人は計画委員会の委員として、「全校児童があいさつをして、学校が明るくなるように」という目的をもって立っています。
その他の5年生は、誰から頼まれたでもなく、自然に正門に立つようになりました。
そして、登校してくる子どもたちに、「おはようございます。」とあいさつをしてくれます。
頼まれなくても、良いと思ったことは行動に移す。
さすが矢口小の高学年と褒めさせてもらいましょう。
このような自発的な行動をすることができる子どもたちが、次々と出てくることを願っています。

3年2組「海のものと山のもの 道徳と食育の横断授業」(11月25日)


3年2組の道徳授業記録です

今日の1校時は、3年2組担任の公開授業の記録をマインドマップでとりました。(写真参照)
簡単に解説をすると、中央の女の子の絵(セントラルイメージ)はトットちゃん。
そこから出る太い枝(メインブランチ)の「食べる」のところは、子どもたちが意見を出した、食べ物の好き嫌い。
「トットちゃん」の枝は、教員による資料の範読を聴いた後、トモエ学園の子どもたちがなぜお弁当が好きななのかという問いに対する3年2組の意見。
さらに、校長先生が「お弁当には、海のものと山のものを入れてください。」と言った理由を、各自がワークシートに書く作業と、その後の意見交流。
最後の「まとめ」では、本校の栄養士からの手紙を教員が読んで、その思いを伝えるという場面です。

さて、東京都の教員の研修には、まず若手の1~3年次研修があり、その後は様々な研究団体や東京都の教師道場や各教科の研究員制度で学ぶ者もおります。
今回は中堅教諭研修の一つとして、校内の教員に体制を取ってもらい、公開授業をしました。
内容は、道徳の生命尊重と食育をコラボさせた、担任教員のチャレンジ授業でした。

教科書通りの指導はもちろん大事ですが、さらにその上をいく、教員の得意分野を活かした開発授業にチャレンジすることを、私は最も推奨しています。
今回は、学校経営方針の4ページ(1)の「特別の教科道徳の授業を要とし、日常の生活指導や特別活動ともリンクさせ、道徳教育の充実、道徳的実践力の向上に努める。」と、5ページ(2)の「研究の日常化を合言葉に、効果的な研究・研修の実施と授業改善を行う。」「教員相互の校内授業公開による指導力の向上を図る。」を具現化してくれた授業でもあります。

授業のねらいとしては、「食事に支えられた自らの生命を大切にする態度を育てる。」ことです。
子どもたちの意見を少しだけ紹介します。
「おいしくたべることと、自分の命が大切だと思う。」
「海と山に気を付けて、海だけ、山だけとかにならないように食事をする。」
「すききらいが多かったけど、生き物から命をあずかっているから、大切にかんしゃして食べるようにがんばりたいと思う。」
「食事をいっぱいとって、命を大切にしたいです。今日じゅ業で、おべん当のことをやったので、のこさずおいしく食べたいと思いました。」
「なっとうはきらいだけど、大豆から栄養をもらっているから、たまにお母さんがなっとうを買ってきたら、食べてみようと思います。」

他の子どもたちの意見を読んでも感じますが、今日からきっと、苦手な食べ物にも「海のもの、山のもの」と考えながら、チャレンジしていく態度が養われたはずです。

全校朝会の話「目の表現力を高める」(11月24日)

今は世界中がマスクで感染予防をしている時代となってしまいました。
マスクをしていると、口元が見えませんから、人によっては表情が読み取れず、何を考えているのか分かりにくいこともあります。
顔の中で見えている部分は目だけです。
こんな時代が、もしかしたら2年間くらい続くかもしれません。
そこで、ひとつ提案をしてみます。
「目は口ほどにものを言う」という言葉があります。
この際、目の表現力を高める意識をしてみてはどうでしょう。
次のような場合、皆さんはどんな目をしますか。
「その通り!」「OK!」「いいね!」「うれしいな。」「最高だね!」「同じ考えです。」
プラスイメージの目の表情を作ってみましょう。
反対に、こんな時はどういう目をしますか。
「嫌です。」「困ったな。」「悲しいよ。」「ダメです。」「こわいよ。」「やめてください。」
マイナスイメージの表情もありますね。
目の表現力、伝える力の伝達力、目には自分の気持ちの強さも表せます。意志力というものです。
そうしたものは、目力とも言われます。
マスクで顔か隠れていることを良い方に利用して、目の表現力を高めていく。
やってみるといいですよ。

ゲストティーチャーと校長の二人による公開授業のご案内(11月20日)

本日、お便りを配布しました「道徳授業地区公開講座」としての公開授業を次の予定で行います。

11月30日(月曜)5校時
体育館での4年生学年授業
授業テーマ 「目が見えないからこそ見える 楽しい人生」
【参観のおすすめポイント】
・視覚障がいをもった方への認識は間違いなく変わります。
・子どもたちの積極的な参加がないと成り立たない授業をします。
・この授業で聴ける話は、多くの子の心に一生の財産として残ります。
・この街や、この学校のバリアフリー面の課題を考える視点を与えます。

講師  中山利恵子 先生
東京バリアフリー協議会 理事
江東区やさしい街づくり相談員(バリアフリーアドバイザー)
都立高校 特別講師
矢口小校長との協働授業を数々実施してきた方です。

月曜の午後という時間帯なので、参観することが難しいと思いますが、ご都合のつく方は是非いらしてください。
たくさんの「心のお土産」を持って帰っていただけるよう、授業をします。

運動会応援団長の感想文(11月18日)

今年の運動会は、新型コロナウイルス感染防止のために、応援団員だけが全校児童を代表して声を出すという制限の中での応援でした。
応援団長の2人の苦労も例年以上だったことと思います。
その頑張りを称える意味でも、2人の感想文を紹介します。

【白組応援団長】
私は今年、応援団長をつとめました。
私が思っているより団長は大変で、正直なめてました。
誓いの言葉、優勝杯・準優勝杯返還など、開会式だけでも動作やセリフの覚えることがいっぱいでした。
ですが、団長仲間のAさんと、朝や中休み、昼休みも、声出しやセリフを覚えたりしました。
そして、応援合戦の時の動作もくわしく、応援団のみんなと確認したりして、完ペキにしました。
当日、5,6年がいる中、通しで練習しましたが、そこで少し間違えてしまいました。
そこからきんちょうしてしまいました。
ちゃんと出来るのかと不安もありましたが、応援団のはげましの声をもらい、大きな声でセリフを間違うことなく、成功させることが出来ました。
例年とは違う運動会でも、最高の思い出となりました。

【赤組応援団長】
今年で小学校生活最後の運動会だったけれど、とても楽しく思い出に残りました。
応援団では、みんなで協力して、きずなをふかめるという応援団での目標をはたしたと思います。
最後の言葉をしっかりということができなかったので、この経験をいかしていきたいと思いました。
また、矢口の陣では、ハプニングもあったけれど、とても楽しかったです。
棒体操のみこしでは、私ののるところでは、立つときに足をおさえてくれました。
なので本番では、すぐに立つこともできて、それが一番うれしかったです。

5,6年生「鎌倉実地学習」(11月12日実施)

昨日行った5,6年生の鎌倉実地学習について、教員間の通信記録から掘り起こしてみました。
実地学習という行事名にしたのは、子どもたちが自らの力で様々な問題を解決していく過程を貴重な学習経験としていきたかったからです。
【課題】と記述してあるところは、教員の反省点と子どもたちには大きな学習になったという意味で、あえて公開しますので、子どもたちには非がないことを明記しておきます。

鎌倉実地学習の行動過程の記録
7:55 5,6年児童登校開始  入口での全員検温実施
8:15 出発式 合い言葉は「無事故・晴天・大成功」
8:25

教員先発隊出発
児童を把握するポイント (1)横浜駅乗り換え (2)鎌倉駅下車 (3)若宮大路 (4)鶴岡八幡宮(写真館による班記念写真、読売新聞取材) (5)下馬 (6)由比ヶ浜(昼食場) (7)由比ヶ浜交差点 (8)長谷寺 (9)高徳院(大仏 写真館による班記念撮影) (10)帰りの鎌倉駅 (11)学校
これらのポイントを児童より先へ先へと移動しながら体制を組んでいきました。

8:27 児童第1グループ3つの班出発 以降、時間差をつけて3~7分おきに、3班ずつ9グループに分散して出発。乗車する車両も原則1車両に1班乗車の約束。(状況の応じて児童自身で臨機応変に判断する。)
8:52 【課題1】切符の入れ方を間違えてしまい、駅員に助けてもらったと連絡入る。
9:02 先頭の班が横浜駅通過。早いですね。
9:07 児童最終第9グループ出発、校長しんがりで追走、問題が生じたら対応する体制。
9:16 【課題2】横浜まで行かない電車に乗ったグループがあり、乗り換えを工夫して、横浜にはたどり着ける状況になったこと連絡入る。
9:40 先頭グループが鎌倉駅に到着する。
9:52 6年生班長が、5年生が困っていたことを助けてくれたと確認。
9:55 【課題3】鎌倉駅で切符のトラブル発生。駅員さんに助けを求め、問題解決する。
10:00 鶴岡八幡宮に読売新聞記者合流
10:15 鎌倉駅を全ての班が通過。担当教員、高徳院方面へ移動開始。
10:40 【課題4】本覚寺‐八雲神社方面に行こうとしている班が迷っているのではと教員ライン予想。校長と6年担任の自転車巡回チーム対応。問題解決。
10:45 【課題5】勘違いして、鶴岡八幡宮でお土産を買ってしまった問題発生。教員がすぐ指導して解決。
10:50 読売新聞取材完了。
11:00 6年児童から「頼朝の墓に、怖いボランティアの男性がいる。あの人も先生たちが仕組んだのですか。」と報告あり。そんなことはありません。でも、子どもたちにとっては、これもよい経験でした。
11:17 由比ヶ浜(昼食場)に続々と児童到着。 【課題6】寒いのに海に入った子もいる様子。
11:20 先発している教員、江ノ電の乗車回数券購入完了。大仏で児童に渡す予定。
11:27 全ての班が鶴岡八幡宮を後にする。担当教員次のチェックポイントへ移動開始。
11:55 先頭の班が高徳院(大仏)に到着。
12:12

最終班が由比ヶ浜へ到着。
【課題7】広い海が楽しすぎて、由比ヶ浜で時間が過ぎてしまい、予定が変わった班多し。
【課題8】電車酔いしている児童2人ほどいる。教員、声かけ体制を取る。
【課題9】どうやら看板や信号の確認が甘くて、道に迷う児童が多いことが分かり出す。
【課題10】砂浜のため、弁当に砂が入ってしまい、悲しい思いをした児童がいると判明。おにぎりやサンドイッチなどの弁当に指定してあげればよかったかと帰校後に教員反省。

12:45 大仏への通り、観光できている小中学生がたくさんいる。自転車隊2人、巡回頻度を高める。
13:00 学校迎え入れ教員1名、帰校開始。
13:05

先頭の班、江ノ電長谷駅から乗車、帰校体制へ。この時間帯、お土産を購入する児童多し。嬉しそうに見せてくれる。

13:20 【課題11】江ノ電からJR線への乗り換えに、切符2枚を重ねて入れることに苦労する。駅員さんの協力も得る。
13:25 全ての班が高徳院(大仏)に到着。
13:26 【課題12】先に行動している班の落とし物を、後から来た班が拾って、高徳院の教員に届ける。ちゃんと届けてくれたことが素晴らしい。
13:31 【課題13】鳩サブレの店で大行列。なかなか買えないで予定が狂う。自転車隊、対応。
13:50 長谷寺にいる教員が児童の追い出し体制に入る。
13:57 【課題14】これから長谷寺に行こうとしていた班を、長谷寺担当教員が止める。念のため、長谷寺に向かう交差点に立って、止める体制を組む。
14:18 【課題15】江ノ電切符を無くした児童が出る。自転車隊が保護して最後尾の教員に引き渡す。
14:20 【課題16】鎌倉駅ホームでグリーン車の位置に立っていた5年生の2つのグループが電車に乗れず、校長対応で乗車位置指示。
14:27 児童対応していた自転車隊教員、最終電車に間に合わず。しかし、時刻表マジックを駆使して東海道線に乗り、川崎駅で追いつく。
14:41 先頭の班が学校到着。先発で帰校した教員の看護で校庭遊び。
14:52 【課題17】5年児童1人が横浜駅で班からはぐれ、1人で蒲田方面に乗ってしまった問題発生。切符は持っていることを確認。副校長も加え全引率教員で捜索態勢を取る。
15:18 児童1名、学校に到着。問題解決。
15:30 最終班と教員チーム、帰校完了。全員無事確認。
15:35   帰校式・解散
  解散後、【課題18】使い捨てのフィルムカメラを全班に持たせたが、事前指導したにもかかわらず、「フィルムを巻く」という操作ができておらず、写真を撮れなかった班がいくつかあったことが判明。実際に使い方をやらせておく必要があったと教員反省。

児童は、出発式の時とは別人のように、生き生きとした表情でした。
私たち教員が願った「一生の思い出として心に刻まれる鎌倉実地学習」に間違いなくなったと感じます。
帰り際に、多くの児童から、「こんなに楽しかったのは久しぶりです。」「また鎌倉やりましょう。」「すぐにやりましょう。」「もう少しおこづかいを上げて、また行きたいな。」という声があがりました。

運動会で5,6年生のすごさを受け止めた3年生の感想(11月11日)

棒体操1

棒体操2

今教室では、10月22日(木曜)に行った運動会のまとめをそれぞれの学年が掲示しています。
その中で、5,6年生が棒体操の伝統と、そこに込められた矢口魂を来年につなげるためにも、何としても挑戦したいと頑張ったことに対しての、3年生が心で受け止めた文章を紹介します。

「5,6年生のぼうたいそうが、めっちゃすごかったです。5,6年生がぼうたいそうですごいことをやりました。」(3年1組男子)

「5,6年生のぼう体そうがとてもきれいでした。わたしたちも後2年後やるんだと思うときんちょうしますが、今見たぼう体そうみたいにしたいと思いました。」(3年1組女子)

「5,6年生のぼう体そうがはくりょくがあってよかったと思います。」(3年1組男子)

「5,6年生のぼうたいそうでは、ささえるがわも大変だし、さか上がりとかのわざをやるがわも、大変だと思いました。6年生は、さいごの運動会なので、さびしいと思います。その中で、がんばっていたので、すごく練習したんだと思いました。」(3年1組女子)

「矢口小学校のでんとうである、ぼうたいそうを、今年はやるのがむずかしかったのに、5,6年生が、がんばってあきらめずにやってくれて、すごいと思いました。」(3年1組女子)

「わたしが一番すごいと思ったのが、ぼうたいそうです。ぼうにさかだちや、立ったり、のったりして、すごくきれいでした。一番きれいだと思ったのが、さいしょのねころぶ所です。なめらかに円を書くように、おきあがったりねころんだりして、ぐるぐる回るようにやっていて、とてもきれいでした。あとはさいごの4人でいっせいに立っている所です。いっぱい練習してきたんだなあと思いました。とてもきれいでよかったです。」(3年2組女子)

「ほかの学年のを見た時、とてもいんしょうにのこったのは、5,6年生のぼう体そうと、おうえんだんのおうえんでした。その時の5,6年生は、とても真面目な顔でやっていました。その5,6年生がとてもかっこよく見えて、私もあんな5,6年生になりたいです。」(3年2組女子)

「5,6年生のぼう体そうは、かっこよくて、とてもすごくて、すてきだと思いました。私も早くやってみたいとも思いました。」(3年2組女子)

全校朝会の話「ハインリッヒの法則」(11月9日)

今、朝の挨拶をした6年生の代表に皆さんから、「廊下を走らないように気を付けましょう」という呼びかけがありました。そのことと関係ある話をします。
ハインリッヒの法則というものがあります。
この法則によると、1つの重大事故が起きる周りには、29の小さな事故が起きていると言われます。
重大事故とは、病院へ行かなくてはならない怪我をしたというような、重い大きな事故のことを言います。
そんな重大事故の周りには、例えば、転んで傷を作ってしまうとか、けんかしてたんこぶができてしまったとか、病院に行くほどではない事故や怪我が起きていると言われます。
重大事故と小さな事故を含めた30の事故の一つ一つに、ヒヤッとしたことや、ハッとしてしまうような出来事が10ずつ起きています。
30かける10で、3年生以上なら計算できますね。300回の気付かないヒヤリハットが起きているということです。
廊下を走るということは、誰かとぶつかってしまうこともありますから、ヒヤッとする行動になります。
自分が走っていなくても、他の人が走ってきて、ハッとすることもあるでしょう。
そういう小さいことに気を付けていくことが大事だというのがハインリッヒの法則の注意ポイントです。
今週は、5,6年生で鎌倉での班学習を予定しています。
鎌倉で重大事故にならないようにするためにも、毎日の学校生活で廊下を走らないという「小さなヒヤリハットを防ぐ行動」を、全校のみんなでしていきましょう。

さて、今日から教育実習の先生が矢口小に来ています。
2年2組を中心に先生になるための勉強をすることになりますが、他のクラスにも授業参観で行ったり、休み時間に皆さんと一緒に遊んだりします。
いつもはいない先生がいるなと思ったら、その方が教育実習の先生ですから、ぜひ話しかけてくださいね。

トイレの手洗い場の工夫(11月6日)


東校舎トイレの手洗い場

大田区教育委員会の学校支援により、感染予防のために、トイレの手洗い場の水道が自動センサー式になりました。
少しでもウイルスの侵入を防ぐという教育委員会の支援に、学校としても感謝します。
この記事をお読みの保護者の皆様は、11月中に学校公開を予定しておりますので、トイレも確認していただければと思います。
本校の場合は、バリアフリーという点(段差が多いこと、誰でもトイレがないこと等)からも、かなり見直しが必要な施設です。
大田区と相談しながら、改善可能なところから徐々に取り組んでいきます。

受け止め合う1年生と6年生(校外学習・多摩川台公園 10月29日)


1,6年生いっしょに学校出発


公園着・1年生は学校の勉強で電車に乗るのも初めて

以前からご案内の通り、矢口小学校では他者のことを「受け止める力」を高めるための取組を続けています。
今日は頼もしい6年生が、日頃から面倒を見ている1年生を連れて、多摩川台公園へ校外学習に行きました。

1年生にとっては、優しい6年生と一緒に活動することで、6年生の愛情をたっぷり感じられたら素敵です。
また、近い未来の良きモデルとして、6年生の一挙手一投足を心に刻んでくれると、ひとつの目標となるでしょう。

6年生には、まだまだ未熟な面がたくさんある1年生を、楽しませてあげたり、助けてあげたりすることで、小学校6年間の数々の出来事を思い出し、自分自身の成長に気付いてくれると素晴らしい日になります。

行きも帰りも、多摩川線の中では、誰一人しゃべらず、約束通りの態度で乗車できました。
時には、1年生同士で「シー」と注意し合うことができました。
6年生は、ハンドサインやアイコンタクトで意志疎通するハイレベルのコミュニケーション。さすがです。
また、小さい1年生を守るように、自分の身体につかまらせてあげる6年生男子の姿もありました。

公園に着き、全体指導を担任がしていますと、1年生から「6年生がしてくれたこと、涙が出ちゃう」という発言があるほど、6年生を心から信頼していることを感じさせます。

公園内の秋探しでも、1年生から担任教員に、「6年生がこう教えてくれた」「6年生がこんなことをしてくれて嬉しかった」という報告が次々ありました。

後半は、6年生が古墳展示室の見学をして、給食までには学校に戻る。
1年生は、1年生だけで「秋探しのふりかえり」をした後、お弁当を食べて、遊具広場でひと遊びして学校に帰るという1日になりました。

今日1日だけの校外での合同行動ではありますが、1年生にとっては6年生全員が「あこがれの存在」となったに違いありません。


まさに秋晴れです


1,6年いっしょに秋を探そう


こんなにたくさんドングリを集めたよ


6年生のお兄さん、お姉さん、ありがとう


その後、6年生は古墳展示室へ


1年生は豊かな自然の中で、秋探しのまとめ

全校朝会の話「やればできるは魔法の合い言葉」(10月26日)

【6年生代表の言葉】
「すごしやすいお天気になってきました。」
「朝晩は冷えることもあります。」
「晴れている時には、校庭に出て、元気に遊びましょう。」
「おはようございます。」

【校長の話】
今週から、6年生の代表の子に、全校朝会の挨拶をしてもらうことを再開しました。
毎週、3人ずつ、話してもらうことになっています。

先週の運動会は大成功でした。どの学年もみんながんばりました。やればできるということです。
さて、やればできるというと、あるコメディアンのことを思い出します。
ティモンディというユニットの高岸さんが、いつも「やればできる」とテレビで言っています。
彼は、愛媛県の済美高校野球部の出身で、エースピッチャー、今でも150キロの剛速球を投げられます。
この済美高校野球部の合い言葉が「やればできる」だったのです。
済美高校野球部は、野球部ができてから、たった2年で甲子園大会優勝、日本一になりました。
その結果、校歌の中にも「やればできる」の言葉が入ったほどです。
その校歌を少し聴いてみましょう。(音楽を流す)
「やればできるは魔法の合い言葉」と歌っています。
「やればできる」が学校の魂になったわけです。

矢口小学校は、今週から11月にかけて、この「やればできる」を合い言葉にして、取り組んでいきましょう。
明日は3年生の工場見学があります。
29日には1・6年生で多摩川台公園へ、30日には2年生がカワスイへ、どちらも電車で出かけます。
11月12日には、5・6年生が班行動で鎌倉に行きます。
大田区の校外学習のきまりを守って、安全に、人に迷惑をかけずに、「やればできる」と言い聞かせながら取り組みましょう。

もうひとつ、やればできるでチャレンジしてほしいことがあります。
「矢口ギネス」というものを始めます。
運動の矢口新記録を目指す取組です。
このあと、T先生からくわしいお話がありますから、よく聞いて、「やればできる」と挑戦し、みんなで体力を高めていきましょう。

【今週の生活目標】
友だちの良いところをまねしよう。

地域教育連絡協議会・委員の皆様のお話より(10月20日)

10月19日(月曜)夕方、1学期から延期しておりました今年度の「地域教育連絡協議会」を開かせていただきました。
会の中で委員の皆様から話していただいた内容をご紹介します。

・コロナの影響で、地域行事もほとんど中止になったが、この地域は大人みんなで子どもを育てるという風土なので、それを忘れずにいきたい。矢口魂ということにもつながると思っている。
・感染防止に先生方が注意深く取り組んでいることに感謝したい。
・子どもたちが落ち着いていることがありがたい。地域で育てることが矢口の特色なので、何ができるか考えていきたい。
・130周年に向けて何ができるか、手探りしながら、学校にも地域にも記念に残るような何かをしたい。
・PTA活動も、コロナに気をつかいながら行っている。人が集まるような活動は中止となったが、交通安全の取組や先生に感謝する取組を行った。
・今年の状況は、何のためにPTA活動があるのかを考えるきっかけになっている。
・来年度は130周年と聞いたが、私の子供は100周年の時の矢口小生だった。私もPTA活動をしていたことを懐かしく思い出した。
・商店街関係も、子供向け行事を中止にしなくてはならなかった。子供たちがかわいそうに思う。
・スマイルネットとして、毎朝、登校の見守りをしているが、3月から5月の3か月間できなかった。その間に、子供たちは心も体も大きく成長したと感じる。
・子供たちのマスク着用も定着している。
・これからも、タマゴ(他孫:他の人の孫)を育てるように見守っていきたい。
・盆踊りも中止になり、これからできる範囲で、いろいろなことを考えていきたい。
・学校だより「薫泉」を読んでいると、先生たちの子供を思う気持ちが伝わってきて、感動させられる。
・学校の階段に掲示している歴史上の言葉など、よい教育のひとつで、ありがたい。
・書道で教えている子が、「授業で新聞を書いたら校長室の掲示板に飾ってもらえたから、必ず見てきてください。」と伝えてきた。そうやって子供たちを受け止めてくれる先生、そして家に帰れば保護者にも学校での頑張りをしっかり聞いてもらえている。私も同じように、子供たちのことを受け止めなくてはと感じる。
・120周年の時に関わらせてもらった。来年度の130周年もぜひ協力したい。

委員の皆様のお話を聞いていて、ますます地域に愛されている矢口小学校だなと、あらためて感じました。

全校朝会の話「鬼滅の刃と運動会」(10月19日)

今日の全校朝会直前に、6年生のある男子から、
「校長先生、朝会の話、期待しています!」
と声をかけられました。
期待に応えられるでしょうか。

これまで映画館は、コロナウイルスの影響で、300席あっても10人しかお客さんがいないということばかりでした。
しかし10月16日から全国の映画館で始まった「鬼滅の刃」はすごいことになっています。どの映画館も満員です。
そして、まるで電車の時刻表のように、上映回数がとても多いです。

この中で鬼滅の刃をよく知っている人は手をあげましょう。(ほとんど全員が手をあげる)

もう見に行った人は?(20人くらいが手をあげる)

小学生だけでは見せてくれない映画なので、見たい人は必ず保護者と一緒にいってください。

さて、この映画の声優さんの中で、日野聡さんという煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の声を担当している人が、それぞれのキャラクターを一言で表すとどうなるかを話しています。

まず、竈門炭治郎(かまどたんじろう)は「優しさ」だということです。
炭治郎には、人を食べてしまう鬼にさえも、鬼になる前は人間だったんだ、悲しい運命があったんだと許す気持ちがあります。
この「許す」ということは、とても大事なことです。
友達との関係の中で、何か問題が起きても、最後には許してあげられる、優しい心が大事です。

次は、禰豆子(ねずこ)です。
禰豆子を一言でいうと「忍耐」です。
人間でありたいのに、鬼にさせられたことで、いろいろなことを「ムー」と我慢している。
今週の運動会でも皆さんは、思いっきり大きな声で応援したいところを、禰豆子のように忍耐で「ムー」と我慢しなくてはならないこともあるでしょう。
ですから、「今は禰豆子だよ」とイメージして忍耐強く運動会をしましょう。

次は、我妻善逸(あがつまぜんいつ)です。
善逸は「変化」です。起きている時には、ギャーギャーうるさい善逸ですが、眠ると、ものすごく強くなりますね。
運動会でも、やる時はやる、静まる時は静まると、変化していきましょう。

嘴平伊之助(はしひらいのすけ)はどうでしょう。
伊之助は「根性」です。絶対に負けないという根性を伊之助は見せますね。
これも運動会で大事です。
かけっこで、ゴールの最後まで、あきらめないで全力を出し切る「根性」を、みんな見せてほしいです。

そして最後に、煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)です。
煉獄さんは「熱さ」です。
煉獄さんと同じように、熱い思いを運動会にぶつけられるといいですね。

このように、運動会の中でも、「今、自分は炭治郎のようにやるぞ」とか「煉獄さんのように頑張るぞ」と、イメージを作りながら取り組むのも楽しいですね。

子ども同士・保護者・教職員ともに受け止める力を高めましょう(10月16日)

今年度の本校の教員研究で、「受け止める力を育む」というテーマのもと、子どもたちが他者を受け入れ、受け止める力を高められるように、指導実践研究を続けています。
そのひとつとして、今週は、1年生担任から保護者の皆様に「このほん よんで!」の取組にご協力いただきたいというお知らせをさせていただきました。
学校生活のスタートが2か月間も遅れてしまった今年の1年生。
その分を取り戻す意味でも、できるだけたくさんの人たちに、「受け止められる」経験を増やしたいと担任は考えました。
たくさんの人たちとは、教職員はもちろんのこと、ご家族であり、上級生でもあり、地域の方々でもあり、学童や放課後ひろばの皆さんでもあります。
さらには、矢口の豊かな自然や優しい街、学んでいる教材(素材)を、1年生が感性豊かに受け止められる力が伸びるように工夫していきたいのです。

今回の1年生の取組は、子どもたちが「おうちのひとによんでもらいたいほん」を学校で選び、家に持ち帰ります。
子どもが、どんな本を持ち帰っても意見はせずに、100%受け止めていただき、ご家族のどなたでもかまわないので、いっしょに楽しみながら読んでくださいという内容です。
もし、弟や妹がいるご家庭は、いっしょに読み聞かせていただければ、この取組はさらに素敵なものになるかもしれません。
おじいさまやおばあさまが読んでくだされば、きっと言葉にならない無償の愛情を、子どもたちは感じ取ってくれるのではないでしょうか。

また、5年生ではすでに、俳句作りに関する、ご家族の協力をお願いしています。
その結果、最近作った子どもたちの俳句は、9月に作った俳句のレベルから、たった1ヶ月間で、校長の私が、目を見開いて驚いたほど、とても高いレベルの俳句ばかりになりました。

今後こうして、各学年の担任から、ご家庭で子どもと一緒に、気軽に取り組める内容のお願いをしていくことになるかと思います。
受け止めてもらえた経験、認められた経験が、たくさんあればあるほど、子どもたちの心の豊かさは広がっていきます。
ただでさえ、ストレスの多い今年の状況です。
だからこそ、私たち矢口小の関係者は、子どもも大人も、誰もが受け止められる理想的な地域精神を広げていきたいものです。
これもまた、矢口魂のひとつでしょう。

書写指導今昔・3年生(10月15日)

秋も深まり、少し寒くなってきました。
新型コロナウイルス感染症の予防はもちろんですが、インフルエンザも流行らせるわけにはいきません。
全国の学校で、手洗いを徹底的に指導し続けているため、昨年のこの時期には全国に1,163人いたインフルエンザでの欠席者が、今年は北海道のたった1校、5名という欠席者数です。(厚生労働省10月9日発表)

さて、3年生の教室を見に行きますと、1組も2組も書写を学んでおりました。
少し前の教室では、書写の指導といえば、「水黒板」という、教員が水でお手本を書いて指導する方法が普通でした。
今は違います。写真をご覧ください。


電子黒板を活用した書写指導


とても見やすいです

このように、机の上で教員が書いている様子を、拡大投影機で電子黒板に映して説明するという、ICT機器活用授業が行われるのです。
これによって、水黒板よりも、はるかに見やすい映像を、子どもたちは目にすることができます。
また、電子黒板を使うと、子どもたちの視線が、画面に集中するという「焦点化」という効果があります。
そして直接、半紙にお手本を書きながら、止め、はね、はらいなどを見せていきますので、イメージ化されやすいという長所もあります。
さらには、こうした新しいICT機器は、若手の教員の方が、どんどん取り入れて使ってくれる傾向が強いのです。
次の時代の指導技術を、若手教員の柔軟な頭脳で、どんどん開発してくれることに、校長としては大きな期待をかけているのです。

Society5.0の時代です。
そのうち、私が学校にいなくても、携帯から指示を出して、IOT機器が校内で動きだすということを、試してみようと思っています。
そうそう思い出しました。
私、2006年4月に、他校の6年生担任として、日光移動教室の実地踏査に行ったのですが、担任不在の学校に、日光の様子を次々とインターネットで送り込みまして、子どもたちに感想を書かせるという「遠隔授業」をしたことがあります。
その時の、子どもたちの書き込みは、こんな感じでした。
「日光すごく楽しそう!今からでも行きたい所ですが、今は、勉強頑張ってます=(=_=)」
「日光の夜の廊下はとても恐そうですね。恐い話をするともっと恐くなると思います 。」
「私は、日光に行って、絶対写真に、撮りたいのは、「見ざる、言わざる、聞かざる」です! 」
「ところで日光もいいですが、皆さん歴史新聞も頑張っていますよ。紅葉さんはもう24枚書いたそうです。」
「先生、今日の朝ご飯は何を食べたのですか。」

癒しの矢口水族園(10月14日)


熱心に魚にエサをあげる子どもたち


魚たちは人に慣れていて、指にさわってくれることもあります

どの学校でも、子どもたちは動物好きです。
臨時休校中にたくさんの魚を池に入れて、日々、手をたたいてはエサをあげ、飼いならした魚たち。
今では、子どもたちが手をたたいても、魚がドドドっと集まってきます。
錦鯉3匹、ヒレ長鯉2匹、金魚(小赤)12匹、メダカ15匹、赤ヒレ1匹が池で泳いでいます。
私がエサやりをするタイミングと、子どもたちの行動(休み時間・下校前など)が合えば、まるで観光地で池の魚にエサをあげるようにすることができます。
「やった、私のエサ、食べたよ。」
「ほら、あげるよ、こっち、こっち。」
「エサを見せたら、近くまで来てくれたよ。」
子どもたちは、夢中で魚とたわむれます。
なかには、
「魚はね、よい水じゃないと、じょうぶに育たないんだよ。」
「うちの金魚も、ぼくに慣れていて、こんなに大きく育ったよ。」
といったウンチクを語る子もいて、とても癒されるエサやりのひと時となっています。
11月2日には、この池で今年生まれた金魚の「つよし」くんが、保護先の校長室前の水槽から帰省する予定です。
「つよし」くんのことを毎日見ている6年生たちは、少しさみしそう。
「つよし」くんが旅立った後の水槽では、「ベタ」という魚を飼う予定です。

5年生の稲刈り(10月13日)

台風で延期になっていた5年生の稲刈りを、本日1~2校時に行いました。
地元、矢口渡商店街、たま書店店主のSさんのご指導のもとでの活動です。
グリーンボランティアのSさんも手伝いに加わっていただきました。
安全に稲刈りができるように、カマの使い方を入念に教わり、長ぐつで田んぼに入って、いざ稲刈りです。
ゲストティーチャーのお二人からは、5年生の作業がとても丁寧で、しかも上手にできているというお褒めの言葉もいただきました。
あとは写真で、学習の雰囲気をご覧ください。


稲刈り前の田んぼ


たま書店店主 Sさんよりご指導


たわわに実った稲


いざ!稲刈りへ!


端の方から順番に刈っていこう


みんなで協力して、どんどん刈ろう


案山子も見つめる5年生の稲刈り


1年生が全員、見学に来ました


稲を束にして、しばるんだ


刈った後の田んぼ

全校朝会の話「合い言葉はSD」(10月12日)

運動会が近づいてきましたが、今年は並び方も「前ならえ」ではダメなんです。
Tの字に両手を開いて、隣とも前後ともぶつからないくらいがちょうどよい。
ソーシャルディスタンス並びです。
これを普段の授業でもやっていき、人と人との間隔を自然に開けられるようにするのです。
先生方も慣れていませんから、ついつい「前ならえ」としてしまいますが、「ソーシャルディスタンス並び」短くして、「SD並び」と言われただけで、スッと並べるくらいになりたいものです。
運動会だけでなく、今週は4年生がバスで社会科見学に行きますし、27日には3年生が会社見学、29日は1・6年生が電車で多摩川台公園、30日は2年生が電車で川崎のカワスイへ、11月には5・6年生が、班行動で鎌倉まで電車で行きます。
バスも電車も“SD”なのです。
しずかに(S)、だまって(D)。
三密(S)、だめです(D)。
しゃべるの(S)、だめです(D)。
車内では(S)、だまる(D)。
こうした約束が決められています。今からSDを練習していかないと、校外学習はできません。
このSDの約束をしっかり守ることができれば、すばらしい(S)です(D)。
そして、矢口小の子たちは、すごく(S)できる子(D)と思われます。
そんなSS、スーパー小学生になっていきましょう。
たくさんの思い出を作りながら、小学校(S)大好き(D)になってほしいです。

教員向けの校長通信(9月4日版)を公開します

校長目線で見る・4年各教科、2年算数(10月9日)


ローマ字練習


タイピング練習

4年1組。
パソコンでキーボード操作の練習中。
国語のローマ字学習をする単元でのICT活用です。
パソコンの普段使いをしている子は、タイピングが早いですね。
ある調査によると、高校や大学を卒業して、新社会人として働きだしている人たちの50%はパソコンが使えないと報告があります。スマートフォンばかりだと、こうなります。
新型コロナウイルス、その他の対応で、臨時休校の場合はICT活用をするように自治体も体制を整えていますが、その前に、子どもたちの活用スキルを高めておかないと、いきなりネット上での教育というのは難しいですね。


それゆけ たんけんたい!


こんなに細かく作りました

続いて4年2組の図工にお邪魔しました。
9月から取り組んでいる「それゆけ たんけんたい!」の続きの創作です。
かなり細かい作業に入っていました。
私が教室に入る前から見つけて、
「この角度から見るのが一番いいですよ。」
と説明してくれる男子。
「校長先生、見てください、こんなに細かくしてみました。」
と、作品を差し出す女子。
今にも物語のキャラクターが飛び出してきそうな作品ばかりで、図工室が夢の国のようでした。


座席をあけて


ここで読んでもよいです

4年3組は読書の時間。
図書室は、読書学習司書によって、子どもたちが自然にソーシャルディスタンスを取れるように、座席の工夫をしています。
読書の秋を満喫するかのように、静かに本を読む4年生の子どもたち。
文章を読んで、頭の中でイメージを動かす学びは、最も人間らしい活動のひとつだと思います。


直角のある三角形は


小さい三角形です

2年生各教室を回りますと、どの教室でも折り紙をチョキチョキ切って、直角の勉強中。
3組教室の子たちは、直角二等辺三角形を半分に切っていくとどうなるか、試しにやっています。
切っても切っても、直角二等辺三角形となり、
「こんなに小さくなると、手が小さい人の方が切りやすいです。」
と、私に見せてくれました。

避難訓練・副校長の話(10月8日)


1年生 初めての避難訓練

今日の避難訓練は、マグニチュード5~6レベルの地震の訓練でした。
校舎は崩れませんが、天井から何か落ちてくることが考えられるぐらいの大きな地震が発生したときの避難のしかたを身に付けること、そして避難をするときには放送の指示をよく聞くことが、今日の避難訓練のめあてでした。
矢口小学校の皆さんは、このふたつのめあてを達成することはできましたか。
話をせず、廊下に避難することはできましたか。
あってはほしくないのですが、大きな地震が本当に起きたときは、放送の指示より先に「緊急地震速報」として、少し怖い音楽とともに「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください。」というメッセージが流れます。
そのあと、多くの場合、放送で、何が起きてどのようにしなさい、と指示をすることになります。
しっかりと指示を聞けないと、自分だけでなく、友達の命を守ることができなくなります。
日頃から、校内の放送が流れたときは、自分の活動をやめ、静かに放送で伝えられる内容をよく聞くことを心がけましょう。
このあと、各学級で、静かに避難できたか、放送の指示をしっかりと聞けたか振り返りをしましょう。

2年2組図工 とろとろえのぐで かく(10月7日)

1,2校時、2年2組の図工では、「とろとろえのぐでかく」という単元を学んでいました。
白く塗った下地に、液体粘土に絵の具を混ぜて、とろとろ状態に溶いたもの、自分の指や手を筆代わりに使いながら、自由に絵を描いていきます。
子どもたちが自分のイメージした感じを、そのままキャンバスの上にのせていく姿は、まるで芸術家のように見えました。
感覚遊びとしても有用な教材ですね。
人間が、脳に刺激を与えていく、アンテナのように使っているものの代表が、人差し指です。
他の動物にくらべて、極めて敏感な感覚器官である人差し指に、できるだけ多くの感覚刺激を与えておくことは、脳にとっては大変重要なことなのです。
今年度の本校の学校教育方針のひとつに、「学んでいる子どもの脳内で、何が起きているのかを理解して指導する。(脳科学の活用)」と示しました。
その一端を担う、2年生の図工の学習でした。

図工1

図工2

図工3

図工4

5年生の稲刈りが近づきました(10月6日)

10月に入りまして、5年生の田んぼは、そろそろ稲刈りのタイミングになりました。
今のところ、10月10日(土曜)にボランティアさんの手も借りて、稲刈りをする予定になっています。
週末に向けて、台風が心配です。
昨年の台風19号も、まったく同じ時期に来て、多摩川氾濫のギリギリ限界ラインまで増水しました。
今回の台風14号は、そこまでではないようですが、雨が降ってしまうと稲刈りは延期になります。

今年の5年生には、田んぼに名前を付けましょうという課題を投げかけました。
いろいろな意見の中から、5年生が選んだ名前は、「田田(でんでん)」です。
田んぼが2つ並んでいることをイメージできる名前になっています。

稲刈りの後、体育館のギャラリー手すりを稲架木(はさぎ)がわりにして、しばらく干します。
乾燥した後で、本校所蔵の足こぎ脱穀機によって、脱穀していく作業を5年生が体験します。

さて、今年は何キログラムのお米が収穫できるでしょう。
楽しみですね。


5年1組かかし


5年2組かかし


9月23日の稲


10月2日の稲

「教師の日」・・・朝一番で先生たちにプレゼント(10月5日)


教師の日


先生に感謝を伝える

皆さん、今日、10月5日が何の日か、知っているでしょうか。
児童の皆さんは、今日まで、ある準備をしてきたので、知っていますね。
日本では知らない人が多いだろうと思います。
先生たちはきっと誰も知らないでしょう。
実際、私も調べてみるまでは、あまりよく知りませんでした。
じつは今日、10月5日は「教師の日」となっています。
もともと19世紀、1800年代のことですが、ヨーロッパを中心に世界では、教師に感謝する日が広まっていました。
今から26年前の1994年に、ユネスコが10月5日を「教師の日」と決めました。
日本では、2015年に「教師の日」普及委員会という団体ができて、渋谷区の小学校を中心に、先生に感謝の気持ちを伝える活動が広がりました。
児童の皆さんが先生に「ありがとうございます。」の気持ちを伝えることで、先生は「今日からまた頑張ろう。」と思えるようにとなる1日にできるといいですね。
どうか今日は特別に、いつも以上に、先生に対して、心やさしいあなたでいてくださいね。
それもまた、矢口魂のひとつだと言えるでしょう。


1年生からも担任に文集を渡す


校長もいただきました

環境に恵まれているからこそできることがある(10月5日)

今、日本中の学校では、感染症拡散防止のために、音楽の授業がとてもやりにくくなっています。
学校によっては、子どもたちにフェイスシールドをさせて音楽をしたり、打楽器しか使わせなかったりと、かなり大きな制限をかけて指導しているようです。

本校の場合は、音楽室の向かい側に、教室2つ分の広さがある多目的室がありますので、音楽表現活動では写真のようになります。
学級を2分割しての授業です。
広めの多目的室の中で、さらに広がりながら演奏練習するグループ(写真1)。
一方、音楽室でリコーダー練習するグループ(写真2)
どちらも教室の広さをたっぷり使っての学習活動となっています。

また、児童数の多い学級には、より多く空気循環をさせるためのサーキュレーターを入れたり(写真3)、特別教室では三密防止の約束事を注意事項で掲示しています。(写真4)

このほかにも、何かよいアイデアを思い付いた方は、どうぞ学校までお知らせください。


(写真1) 4階多目的室


(写真2)4階音楽室


空気循環(写真3)


特別教室のお約束(写真4)

整えられた靴箱(10月2日)


5年生の靴箱


4年生の靴箱


1年生の靴箱


広島観音高校サッカー部の荷物置き場

今朝、出勤時にふと5年生の靴箱を見ますと、とても美しく整えられていることに気付きました。
9月11日の記事で紹介したように、もともと6年生の靴箱は、毎日整然となっていたのですが、それが5年生にも広がってきたのかなと感心しました。
では、ほかの学年はどうだろうと4年生を見ますと、これまたきれいに並んでいます。
1年生はどうだろうと見てみると、やはり1年生もきれいに上履きが並んでいます。
素晴らしいことです。
本校の表玄関で、見事に靴箱が整えられているのです。

私は常々、教員には次のようなことを伝えています。

日本の著名な教育哲学者である森信三先生という方がおります。
この森先生は学校をはじめとする教育組織を再生させる三原則として、次の言葉を残し、実践を促しました。
「時を守り  場を浄め  礼を正す」
この3つを実践することで、どれだけ廃れた教育組織であっても再生するのだという教えです。
かなり多くの学校で、この言葉は使われています。
額縁に入れて、正面玄関に掲示している学校があることもたくさん見てきました。
誤解があってはならないので書いておきますが、こうした掲示物のある学校が廃れているわけでもありませんし、矢口小学校が廃れているわけでは当然ありません。
それでもまだまだ上のステージに向けて前進できると私は感じるので、森信三先生の三原則のうちのひとつ、「場を浄める」をまずは実行に移したいと思います。

「場を浄める」という言葉を教育に使おうと教師が思った時、おそらく多くの教師は“子供たちに浄めさせる”ためにはどうしたらよいだろうと「やらせる」ことを考えます。
私の場合は、この逆を実践していきます。
別に子供たちが場を浄めなくてもいい。
まずは「場を浄める」と何が起こるのか、自分の心身をもって人体実験するところから教育実践を開始します。
まずは“Trial”ですね。
前任校の副校長時代は、一人静かに雑巾がけとホコリ払いを始めました。
私が単独で、学校の美化運動を起こしてから2週間が過ぎ、その間、子供たちからも、大人からも私にかかる言葉が変わってきました。
「先生、どうして掃除しているんですか?」
という、教員も子供たちも同じように、疑問から始まった言葉が、
「先生、ありがとうございます。」
に変わり、さらにはPTAの方から、
「私たちも掃除をしますから、掃除機を貸してください。」
という声があがるようになり、2週間たつと、とうとう4年生の子供たちから、
「先生、私たちがいる3階はピカピカにしたから見に来てください!!!」
と呼び止められるくらいになりました。
こうして2週間で、学校の何かが変わる手応えを得た、人体実験者・井上の実践を紹介しました。

『よいプレーヤーを育むための整理整頓指導(広島観音高校サッカー部 畑喜美夫先生の実践)』より

次に、「広島観音高校」の教育実践を紹介します。まずは写真をご覧ください。
この写真は広島観音高校の畑喜美夫先生が指導し、2006年インターハイで日本一なった広島観音高校サッカー部の荷物です。
「勝利の神は細部に宿る」という考え方からこうした荷物指導をされている。
それも「こうしなさい」とは決して言わない。
問いを投げかけ、子供たちに考えさせ、自ら行動できるように仕向けている。
心を整え、人間力を磨き、日常生活全てで強くなる。
良い習慣は良い結果をもたらす。このような考えから荷物指導が行われているそうです。
子供たちに整理整頓の課題があると感じる先生は、こんな教育実践をしてみてはいかがでしょうか。
まずは観音高校の荷物写真を見せる。そして子供たちに問いかける。
「この写真を見て、感じたことを発表しましょう。」
子供達たちからの予想される意見。
「荷物がきれいにならんでいて、すごいと思いました。」
「私たちの荷物はいつもきたないと思います。」
「こういう荷物の置き方をするチームの方が絶対強いと思います。」
写真を見せただけで、きっといろいろな気づきが生まれます。
先生から、
「どうしてこの写真を見せたのだと思う?」
子どもたちからこう返ってくるかな。
「荷物をきれいにするためです。」
「荷物をきれいにできれば、他のクラスもビックリすると思います。」
さらに先生はこう返す。
「では、5分間時間を取るから、今自分が感じたことを行動にしてみよう。」
子供たちは、「はいっ!」と返事をして行動開始。きっと、先生が何も指示しなくても、教室や下足箱がきれいになるでしょう。
時に小学生の真っ直ぐな心というのは高校生以上のレベルを示します。

広島観音高校のサッカー部の美しい荷物については、こんな笑い話もあります。
サッカーに興味もない通りすがりの街の主婦たちが、整然と並べられている荷物を見て感動し、パチパチと写メを撮ってSNSで拡散してくれた。
そのことを知り、生徒たちはさらに自信を深めたということです。

以下は畑先生の言葉を転記しておきます。
「企業のトップの方はまず机の上をキレイにすることだと言いますよね。
会社がつぶれる一番の原因は部署の汚さと聞いているんですが、自分たちが働く場所をキレイにすることで仕事の効率が上がっていく。
汚くてもできないことはないのだけど、能率を上げたり、高度化したりするためにはすごく大事なことなのかなという気がしますね。
だから心を整えることが大事なんですよね。挨拶だったり、返事だったり、身の回りを整理していくことで、心を整えてピッチに立つことが大事だし、リンクしているのかなと思いますね。
大事な仕事がある時は前日からいい準備をしていく、心構えをして心を整理していきましょうという話につなげていくとか、企業の方にはうまくサッカーの話を会社の中に取り入れるような形に持っていきながら話しますね。」

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