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矢口小学校
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校長室の窓 子どもの心の宝探し(令和4年7月20日~12月23日)

更新日:2022年12月23日

2学期の合い言葉は「深める2学期」です。

1学期終業式 児童代表の言葉 3年生(2022年12月23日)


児童代表の言葉

2学期、ぼくが一番がんばったことは、理科の授業で「豆電球を使ったおもちゃ作り」をしたことです。
ぼくが作ったおもちゃは「ランタン」です。このランタンは、スイッチを上下させることで、明かりが点いたり消えたりします。そして取っ手が付いていて、持ち運びができ、ランタンのそこを開くと電池の交換がかんたんにできます。ぼくのランタンはとても便利で、キャンプなどに持っていくことができます。
しかし、このランタンを作るのはかんたんではありませんでした。ぼくのスイッチは、上下させるスライド式で、ずっと明かりが点く仕組みになっています。これを作るのにとても苦労しました。理科の授業がないときも、何度も改良を重ねました。その数は100回をこえました。自分でも、その回数におどろきました。出来上がって、みんなの前で発表できたときは、本当にうれしかったです。
おもちゃ作りを通してうれしかったことがもう一つあります。それは友だちから、「ここどうしたらいいかな?」と、たくさん相談を受けたことです。友だちとより仲良くなることができました。友だちと協力しておもちゃを作ったことは、ぼくにとってわすれられない宝の思い出になりました。
3学期も学習に真剣に取り組み、友だちとより仲良くなれるように、様々なことにチャレンジしていきたいです。

3年 T.K

子供のための伝統文化・芸術体験事業 能楽〔狂言〕教室 6年生(2022年12月21日)


野村万之丞先生と野村拳之介先生


正しい正座の仕方を教えていただく6年生


すり足で動く練習をみんなでしました


おばけキノコの動きも体験してみました

小学生駅伝大会の壮行会(2022年12月16日)


スタジオとなっている理科室の様子


教室に映っているGooglmeetの画像


教室で見ている様子


駅伝練習の様子

明日の小学生駅伝大会に向けて、オンラインではありますが、壮行会を行いました。
駅伝大会には5,6年生の代表選手、男子6名、女子6名でチームを組み(ロードレースにも男子2名、女子2名が選手として走ります)、大田スタジアムに作る周回コースでリレーします。今年のチームのスローガンは、「前だけを向け!己に勝て!脚で魅せろ矢口魂」という気合の入ったもので、今日の壮行会でもチーム一丸となって、目標に向けて挑戦する心を示してくれました。
(男女キャプテンの言葉)
僕たちは明日、矢口小学校の代表として、大田スタジアムに行き、全力で走ってきます。女子は650メートル、だいたい矢口小学校の校庭6周分を走ります。男子は850メートル、だいたい矢口小学校校庭の8周分を走ります。私たちは大会にために、毎朝一生懸命練習に取り組んできました。その成果を発揮し、本番では優勝目指して頑張ります。

この後、選手1人1人からの決意表明もありました。

校長の私からは、箱根駅伝の名監督の言葉を紹介しました。
「駅伝というのは、心のたすきリレーですから、一体感のないチームがいい成績を上げることはできません。」(青山学院大 原監督)
「その1秒をけずりだせ」(東洋大学 酒井監督)
そして、明日の作戦名を伝えました。
『矢口魂ワクワク大作戦』
子どもたちが考えたスローガンの中にもある「矢口魂」を心に秘め、そして駅伝を楽しむ「ワクワク」する心をもって走れば、きっとよい成績を残せるはずだという作戦です。

さあ、代表選手たち、今年はどんなドラマを見せてくれるでしょうか。

がんばれ!かけざん 2年生(2022年12月9日)

今、休み時間になると、2年生が校長室にやってきて、かけ算の最終ステージに挑戦しています。
2年生の保護者の皆さんは、子どもたちが家庭にタブレット端末を持ち帰りましたら、学びポケットのチャンネル機能を開かせてください。今日、練習用の教材をリンクしておきました。ぜひご家庭で練習させてあげてください。
最終ステージは、AIによる「かけ算フラッシュカード」が相手です。今は学年のかけ算トップレベルがチャレンジ中なので、一番スピードが速い設定にしています。1秒に1問の速さです。「ににんがし、さんしちにじゅういち」などと言っていたら、まず間に合いません。式を見て、答えだけ言えるレベルにならないと合格できません。このレベルを学年で30人まで続けます。これだけの計算スピードを出せれば、3年生からの算数学習の効果が圧倒的に変わっていきます。つまり学習が楽になります。30人までなので、「かけ算 神30(かみさーてぃ)」と校長室では呼ばれます。
30~60番までは、フラッシュカードのスピードを2秒に1問と変えます。「かけ算 アンダー30」と呼ぼうと思います。
60番以降に来る子たちは、ゆっくりしっかり身につけないとなりませんから、3秒に1問の速さにします。「かけ算 研修生」と呼びます。
いずれにしても、校長室で合格すれば、立派な「かけ算免許証」を手にすることができます。12月9日時点で17人の子どもたちが免許皆伝になりました。「神サーティ」はあまりにも高いレベルなので、合格した瞬間に涙を流す子もいたほどです。ハードルを高くして、そこまで頑張らせて、極めて高い小学生レベルにしていくのが、実は私の教育法の真髄でもあります。

避難訓練の改善について(2022年12月8日)


矢口の子どもたちは、いつも真剣に避難訓練できます


防災機器管理課の方の講話もしっかり受け止める矢口っ子

今日は火災を想定した避難訓練を行いました。5年生は「煙ハウス」も体験し、本当に火災にあったときには、煙がいかに怖いものなのかを学びました。避難訓練の意義について、保護者の皆様にも理解していただきたいので、今日は少し長めに記事を書きます。

東京都教育委員会「安全教育プログラム第14集」という冊子が都内全教員に配布されています。教員が一人一冊ずつ持っているということは、それだけ重要な冊子だということです。このプログラムの102ページ、資料編には「学校・園における震災等に対する避難訓練等の改善について(通知)」(平成25年2月7日東京都教育庁指導部指導企画課長発)が示されています。いくつかの項目を引用します。

1 避難訓練等の想定場面等の見直しを図ること

 東日本大震災発生時刻、一部の児童・生徒が下校後だった学校や、管理職が不在だった学校、遠足等で他県等にいて交通機関等の不通により帰宅困難になった学年があった学校、あるいは津波警報が発令された地域や液状化が発生した地域等があったことなどを踏まえて、改めて自校の避難訓練等の想定時間、場面、災害の設定状況等を見直し、別紙資料「震災等に対する避難訓練を実施する上での配慮事項」を参考にするなどして、多様な場面や状況を想定した避難訓練等を実施する。

2 体験的、実践的な避難訓練等となるよう改善を図ること

  • 学校の種別及び地域の実情に即した避難訓練等を設定する
  • 形式的、表面的な訓練とならないよう、緊迫感、臨場感をもたせる避難訓練等を実施する
  • 家庭や地域住民、関係機関等との連携を密にした避難訓練・防災訓練を実施する

平成23年3月11日の東日本大震災を踏まえて、避難訓練を常に改善していくことが求められています。矢口小学校でも、毎年同じような避難訓練をしているのではなく、改善を加えています。たとえば、毎月の避難訓練は、「出張の多い校長不在」を想定して、副校長や主幹教諭が中心になって状況判断し、指示を出すようにしています。訓練最後の訓話も副校長に任せています。また今年度、10月は多摩川土手への二次避難訓練を実施し、全校児童が安全に移動できるかどうか確認しました。さらに、11月の訓練では登校時間帯を想定した不審者対応訓練を行いました。なぜなら、学校の門が開いているのは登下校時であり、始業前には児童の出欠確認も不十分なことで、危険度が高いと考えたからです。

今日の避難訓練では、防災危機管理課の方の講話や児童の質問からも、次に改善すべきポイントがあがりました。児童向けの消火器訓練や教職員向けの屋内消火栓訓練も行う必要があります。消火器訓練については、避難訓練時では時間が足りないので、4~6年生のいずれかで、学年活動として実施するのがよいでしょう。これに加えて、119番通報訓練、AED訓練、炊き出し体験、災害時特設公衆電話体験、避難所設営体験なども、児童に体験させることが必要だと感じました。これらすべてをパッケージにして防災学習デーとして一気に学ぶカリキュラムマネジメントをすれば、児童の、さらには教職員の災害対応への資質・能力が高まることでしょう。

なお、地域安全教育については、保護者や地域の皆様の意見も聞けると、なお安全性を高めることができますので、「こんな避難訓練をしてみたらどうだろうか」というご意見がありましたら、ぜひ校長または副校長までお知らせください。

3年ぶりの音楽朝会(2022年12月2日)


オンラインで音楽朝会

今朝は令和元年度には行っていた音楽朝会を3年ぶりにオンラインで行いました。
新型コロナウイルス感染症による制限ある学校生活の中で、大きな声で発生する音楽活動も大きく影響を受け続けました。以前は体育館に全校児童が集まって、楽しく歌を歌ったり、学年の演奏をみんなで聴いたりしていたのですが、今はまだ管理衛生ガイドラインに則っていますので、全校児童を体育館に集めるわけにはいかず、オンラインでの音楽朝会を行いました。

登場したのは、明日に大田区小学校の合同演奏会を控えた「合唱団」です。今年度より、音楽教員が4年生以上の有志を集めて指導を始め、約半年が過ぎました。朝の練習で合唱の基礎から専門的に学んできた合唱団員が、明日の合同演奏会で披露する2曲を歌ってくれました。オンラインだったため、生の合唱とは違って、音が良くなかったこともありましたが、それでもこれまでの矢口小学校にはなかった、技術の向上を感じさせる、きれいな発声で合唱してくれました。

私は思うのですが、合唱にせよ、スポーツにせよ、指導方法を学び続けている指導者の下で、子供たちが専門的な練習をすることが、極めて大きな成長につながるのではないでしょうか。その意味では私たち教員も、常に授業の指導方法を自己更新し続けていける、力ある指導者になっていきたいものです。
先日、教員の研修を目的として、校長の私が2年生の1日担任を引き受け、「私が行う指導方法を見ながら、たくさんの技術を学んでください。」と指示を出しました。人に「自己更新」を求めるのですから、私自身もこの日は新しい指導方法も試みてみました。以下は本校教員の研修のために、1日でどのような指導技術を使っていったかを書き残しておきます。
(1)デジタル教科書
(2)デジタル教科書漢字指導機能
(3)拡大投影機
(4)デジタル教科書書き込み機能
(5)ハンドサイン、キツネバージョン
(6)神様ご指名カード
(7)子供同士で支え合う組織作りテクニック(懲戒編、納得編)
(8)授業準備を習慣付ける指導テクニック
(9)時間を守るための目標作り技術
(10)指導のねらいをもち、指導と評価を一体化させた声かけ
(11)指し棒使用による焦点化
(12)主語カード、述語カードによる遊びからの学び
(13)ワクワク探検走
(15)点呼タイムトライアルで達成感を感じさせる技術
(16)子供のけんかを短時間で解決する手法
(17)全員が知らぬ間にたくさん運動してしまう「てんか」
(18)デジタル九九フラッシュカード
(19)給食準備当番タイムトライアル
(20)給食を完食したくなるおかわり方法
(21)掃除時間を授業時間に変えてしまう方法
(22)リアル腹話術
(23)秋冬対比マインドマップ
(24)集中力のない子に授業参加させる懲戒方法
(25)リレー指名方法
(26)キツネダンス
(27)常に立ち位置を変える児童観察技術
(28)立ち位置変更による児童の発言技術育成方法

駅伝大会の最終練習スタート(2022年11月29日)


練習スタート

駅伝大会の選手選考会も終わり、今日から5,6年生の代表選手の練習が始まりました。若手教員をヘッドコーチにして指導を任せ、ベテラン教員はじっと見守っています。代表選手たちも真剣に練習しています。この練習で大きく成長してほしいです。

全校朝会の話「サイモントン療法について」(2022年11月28日)

先週の矢口文化芸術展を見に来てくださった方の人数は809名でした。とてもたくさんの人が皆さんの作品を見に来てくれました。おうちで褒められた人もいることでしょうね。すばらしい矢口文化芸術展になりました。それもみな、皆さんが一生懸命に作品を作ったことが成功につながったのです。

さて、今日は私が2014年1月22日に書いた日記から、「サイモントン療法」というがんの治療方法について話をします。これはカール・サイモントン博士がまとめられた治療方法です。自分自身の病気を治そうとする力を高める治療方法です。その中から大事なことを4つ紹介します。

☆集中力・前進の心を生み出す☆
花粉症の人も多くいると思います。私も花粉症です。しかし、何かに集中して打ち込んでいる時、不思議と花粉症の症状が出ていないことに気づいたことはないでしょうか。脳はひとつのことに集中する特性がありますから、前向きな態度で何かに打ち込むことが、症状を抑える効果がありそうな気が私はしています。症状を重くしている多くの場合、不健全な思考・マイナスな信念を自分自身に思い込ませていることがないでしょうか。

☆マイナスな信念や思い込みを書き換える☆
病気や勉強、スポーツの試合などのストレスを解消するためには、否定的感情を呼び起こす思い込み・思考・解釈に目を向け、それが健全であるか不健全であるかを意識する必要があります。「僕はダメだ」「私にはできない」「なんかいやだな」といった不健全思い込みは、健全な信念に書き換える努力していきます。たとえば紙に「わたしはぜったいに勝てる!!!」と書いて、いつも見える場所にはっておくと、書いたとおりになることが多いのです。これは「アファメーション」の活用による潜在意識転換法になります。

☆イメージ力の活用(ビジュアライゼーション)☆
花粉症やその他の病気、勉強、試合といった戦いを絵に描いたり、思い描いたりすることで視覚化し、自然治癒力の効果が高まります。自分の戦っている姿を絵で描くだけでもいいかもしれません。今にもつぶれそうだった北海道の旭山動物園が14枚のスケッチをみんなで共有することによって、大きく経営転換をはかったことがあります。今では日本でも一番人気のある動物園のひとつになりました。イメージの力は意外なほど大きいことを体験してみても悪くはないと思います。私の場合は、花粉症の症状が出そうだと感じた夜には、布団の中で花粉のつぶをバシバシ破壊していくことを想像するイメージトレーニングをしています。
☆希望を持つ、未来の勝利を楽しみにする☆
「ダメだ、イヤだ」では自己治癒力、免疫力が上がるはずがありません。今、目の前の戦いに勝利することを楽しむことが大事です。これは何も花粉症撃退法だけではありませんね。受験勉強でも同じです。某予備校有名講師がよくテレビで言っていますよね。「じゃあ、いつやるか? 今でしょ!」と。この言葉を聞くと不思議とやる気になります。言葉の力も大きいですね。「病気?何それ?自分が負けるわけないじゃん」と自己暗示。クシャミが出ても、「よし来たぞ!この勝負には絶対に勝つ!」と楽しんでしまう。症状を押さえ込んだら自画自賛する。時には勝利した自分に、美味しいお菓子のプレゼントでもしてあげたら、脳はますますポジティブに活性化され、自己治癒力が強まることでしょう。

すべては前向きに考えること、ポジティブシンキングが成功をつかむコツです。心や体なら健康、スポーツなら試合の勝利、受験なら合格、学級ならみんなで力を合わせられる学級と、ポジティブシンキングが成功に導いてくれます。今週は12月にも入ります。2学期のまとめの時期です。何事もポジティブに考え、よい年末にしていきましょう。

矢口文化芸術展の様子(2022年11月25日)


1年生のコーナー


2年生のコーナー


3年生のコーナー


4年生のコーナー


5年生のコーナー


6年生のコーナー


5,6年生家庭科作品


図工クラブと手芸クラブ

全校朝会「守破離」(2022年11月14日)

【6年生のあいさつ】
今日はどんよりとした曇り空ですね。今日はクラブ活動があります。4,5,6年生は楽しみましょう。15日(火曜)にはエンジョイタイムがあります。各クラス楽しみましょう。16日(水曜)は4時間授業です。給食はあるので間違えないようにしましょう。17日(木曜)には6年生は6時間目に薬物乱用防止教室があります。18日(金曜)は特別時程の4時間授業です。頑張りましょう。それでは朝のあいさつをしましょう。おはようございます。

【校長の話】
今日は矢口文化芸術展も近づいてきたこともありますので、ものごとを身につけるためにはどうしたらよいだろうかという話をします。ものごとを身につけるための順番があります。よく武道で言われることですけれど、「守破離(しゅ・は・り)」という言葉があります。「守」は守る、「破」は破る、「離」は離れるという意味があります。これを心がけるとものごとが身についていきます。スポーツ、絵を描く、勉強、なんでもそうです。人間が何かを身につけていく時のための心がけの言葉がこの「守破離」です。
「守る」とはどういうことかというと、まずは基本的なことしっかり身につけるということです。算数ならばたしひきかけわりの計算力が高ければ高いほど、算数の問題は解けるようになっていきます。国語であれば、まずは言葉が読めることが大事です。ひらがなカタカナ漢字という基本的なことを確実にしっかり身につけることが大事です。剣道でいえば、竹刀の振り方を何万回も何十万回も練習して、確実に基本を身につけることがスタートです。
身についたら次は「破る」です。応用問題です。スポーツならば試合です。試合は基本的なことだけでは勝てません。基本的なことを破っていって、少し自分流のところを出していく。個性を出していく。算数であれば、計算だけできていればよいのではなく、次は少し難しい問題に挑戦をしていく。読書であれば絵が描いてある本ばかりではなく、少し難しい本に挑戦していくこと。こうして自分自身の殻を破っていくことが大事になってきます。
そして最後は「離れる」です。いろいろなことを身につけていく中では、先生や監督、コーチ、師匠といった方々から基本の「守」を教えられます。それをしっかり身につけたら、応用できるように「破り」、さらに先生や師匠から「離れ」て自分自身の力で、新しい技をあみ出していく。このように「守破離」を意識して取り組んでいけば、どんなことでも解決する力がつくし、試合で勝っていくことができます。「守破離」によって、自分自身に一番合った何か、自分流をあみ出して、自分自身の個性を豊かにしていきましょう。

【今週の生活目標】すすんで体を動かそう

全校朝会「卓球の話」(2022年10月24日)


プロ卓球・Tリーグの試合の様子


矢口文化芸術展のスローガンを発表する計画委員

テレビ放送オンラインが故障していたため、音声のみで朝会を行いました。

【6年生のあいさつ】
今日はどんよりとした曇り空ですね。今週は3年生の研究授業があるので、水曜日は午前授業です。また、4,5,6年生はクラブ活動があります。クラブ活動も残り半分となりました。1回1回を大切にしましょう。金曜日には3,4年生の地域清掃があります。先生の言うことをよく聞いて、安全に気を付けて行動しましょう。それでは朝のあいさつをしましょう。おはようございます。

【校長の話】
おはようございます。
はじめに厚生労働省から先週、「マスクの着用について」というお知らせが来ましたので、皆さんにお伝えします。
(校長が話した内容についてはリンクしたファイルを開いてご確認ください。)

さて、11月6日にPTAの卓球大会がありますね。皆さんの中でも、試合に出る予定の子もいるでしょう。そこで今日は卓球の話をしようと思います。私、土曜日の夜にカルッツ川崎という体育館に行きまして、卓球のTリーグの試合を見てまいりました。なんで行ったのかというと、史上最年少の選手がTリーグの試合に始めて出る歴史的な日になるため行ったのです。その史上最年少選手でプロの卓球リーグに出場した選手というのは、年齢が9歳、学年でいうと小学校3年生、京都に住んでいる松島美空さんという選手です。身長は135cm、ですから3,4年生のみんなと大して変わらない、同じくらいの身長のプロの卓球選手です。この松島選手は、小学校の大会ではほとんど優勝なんです。この日、試合をした相手が、これまた年齢が若くて、けっこう有名な人です。14歳、中学3年生の張本美和選手でした。張本選手対松島選手ということで、歴史的な試合のスタートになるぞと思ったので、カルッツ川崎に行ってきました。張本美和選手はもうすでに、世界の大会で優勝して大活躍しています。世界ランキングも41位ですから、当然、小学3年生の松島選手はかないません。遠くにボールを打たれたら手が届かない。そんな感じの試合でした。しかし、サーブがすごかったのです。世界でチャンピオンになっている張本選手ですら取れないような、ものすごい変化球サーブを出して、たくさんサーブポイントを取っていました。
このように、小学3年生でもプロでがんばっている人がいるわけです。皆さんだって、大きな夢をもてば、この松島美空選手や張本美和選手のように、信じられない力を発揮することができます。自分にもできる。自分もやってみよう。こういう気持ちで大きな目標をもって、様々なことに取り組んでほしいなと思います。

【計画委員の話】
11月25日と26日に矢口文化芸術展があります。スローガンの作成に向けて、各クラスひとつずつ言葉を考えてくださり、ありがとうございました。それではスローガンを発表します。
「芸術の秋!個性かがやけ 思いをこめた集大成」
矢口文化芸術展にむけて、作品作りをがんばりましょう。

【今週の生活目標】友達のよさを見つけ、自分の力にしよう

体育朝会「リズムなわとび」(2022年10月21日)


朝の校庭でリズムなわとび


いろいろな跳び方をすることが大事です

今日もとてもよい天気です。気持ち良い秋晴れの空気を感じながら、なわとびの体育朝会を行いました。

矢口小学校の子供たちの体力については課題がありまして、日常的に運動に取り組んでいる子と、そうでない子の差がとても大きく、体力調査の平均点を見ると、全国平均や東京都平均を下回る結果となっています。そこで、2年前より「運動の日常化」を合い言葉にして、体育行事委員会の教員を中心に何としても体力を向上させようと取り組んできました。令和2,3年度には「矢口ギネス」という取組を行いました。これによって、新記録を出したいと目標意識をもてた子たちの体力は、まちがいなく向上したと把握しています。しかし、行内ギネスということで、学年ランキング形式にしたため、自分には難しいと始めからあきらめてしまう子がいたことも確かです。そこで、2年間の反省をもとに、令和4年度は「なわとび」に焦点化した体力向上策を行おうということになりました。なわとびは、全身を使う総合的な運動であり、有酸素運動になります。期待される体力向上効果は、以下のことになります。

「体幹強化」「持久力」「跳躍力」「瞬発力」「筋力」「調整力」「心肺機能向上」「多くのカロリー消費」

独立行政法人 国立健康・栄養研究所によると、なわとびの運動強度(メッツ)は8~12であり、時速8キロメートルのランニングの8.3と比べても、なわとびの方が高いということになります。

ところで、矢口ギネスに取り組んだ2年間の体力向上策がまったく効果がなかったのではありません。矢口小学校の平均値と東京都の平均値との差について、昨年度と今年度を比較してみると、80項目中50項目(2~6年の5学年×男女2×8種目=80項目)が昨年度より向上していることが分かりました。

今、子供たちはとても熱心に、なわとびに取り組んでいます。健康で病気に強い体を作るため、学校だけでなく、家の近くでもなわとび練習する姿が出てくれば、矢口の子供の体力は間違いなく向上するでしょう。

二次避難訓練と3年ぶりの多摩川河川敷でのなかよし班活動(2022年10月18日)

まずはじめに避難訓練の話題です。
これまで本校では、二次避難場所である多摩川河川敷への避難訓練をしていませんでした。3年前まで行っていた全校遠足で多摩川に行っていましたので、それで移動の経験は積めていたからかもしれません。しかし、避難訓練を目的として移動をすることで、子供たちの防災意識の育成にもつながると思い、今年度から二次避難訓練を必ず入れるよう校長から指示を出しておりました。
避難訓練は、決まったことを毎月のように体で覚え、いざ本当に避難しなくてはならなくなった場合には、無意識に身を守る行動ができるくらいにしておくことが大事です。しかし、それだけではダメで、様々な状況を判断しながら、最も安全な行動を取るという応用力も必要になります。今回は、多摩川への避難をしましたが、大きな地震の際には、川の水があふれてくる危険がありますので、けっして多摩川に逃げてはなりません。垂直避難で、みんなで校舎の3階以上に待機するという判断になるでしょう。
しかし、校舎が倒壊する危険があるような場合には、別の避難方法を判断しなくてはなりません。そして、保護者の方々とどうやって連絡を取り合うかということも決めなくてはなりません。ご家庭でも、ぜひ災害時の避難について話題にしてください。


校舎内では防火シャッターを閉める訓練もしました


一時避難は校庭に出ます


6年生は1年生を守りながら、多摩川河川敷に向かいます


全校児童が多摩川に二次避難することができました

こちらは、なかよし班の記事になります。
令和元年に、なかよし班全校遠足という形式で、多摩川河川敷に出かけて以来、なんと3年ぶりの今回の行事となりました。
以前からの学校の伝統なのですが、こうした活動では、6年生が下級生の面倒を本当によく見てくれるのが矢口小学校です。自分のためではなく、小さい子たちを楽しませ、喜ばせることに、自分自身の喜びや充実感を感じるという、高い価値観をもった6年生の姿があります。この姿が、きっと下級生たちの心の中に良き印象として刻まれ、自分たちも6年生になったら、下級生のために働きたいとあこがれに似た感情を抱いてくれる、このような心の宝物を引き継いでいる、保護者の皆さんの大切な子供たちです。


6年生のリーダーの話を聞いて、なかよし班でまとまります


オリエンテーリングスタート、ミッションは片足で立っていられるか


ここでは班のみんなで大繩を飛ぶのがミッションです


先生たちがあちこちに分かれて、それぞれのミッションを出題します

羽田空港周辺見学ツアーのお知らせ(チラシ)

東京都教育委員会 アスリート派遣事業を実施(2022年10月8日)


東京都の小学校では50校だけしか派遣していない貴重な場です


1時間目はオンラインでお話を聞きました


2、3時間めはバスケットボール教室です


高学年児童が教えてもらいました。

土曜学校公開の本日、2016年のリオデジャネイロオリンピックに女子バスケットボール日本代表選手として出場された大崎佑圭さんに来ていただきました。
(この事業の目的 東京都教育委員会サイトより転記)
オリンピックやパラリンピックに出場したアスリート等との交流や競技体験を通じて、運動・スポーツの特性や楽しさを味わうことで、幼児・児童・生徒の自己実現に向けて努力しようとする意欲やスポーツを通して共生社会の実現に貢献しようとする態度を育成する。

1時間目は、体育館に4年生が集合し、大崎さんへの質問をたくさんしました。それを校内テレビ中継し、全学級で視聴しました。
(大崎選手の話)
・小学生の頃にバスケットボールを始めて、毎日コツコツ練習してきたらオリンピック選手になれた。
・努力することは難しいことで、時には落ち込むこともあったが、ある時、落ち込むということは頑張ってきた証拠だと気づいて楽になった。落ち込むということは悪いことではないと知った。
・オリンピック選手になるために、人より1本でも多くシュートの練習をしようと思っていた。
・バスケット選手として一番うれしかったのは、オリンピック予選で勝って、出場できるようになった時だった。この一瞬のために、ずっと頑張ってきたのだと分かった。その前のオリンピック予選では、あと1勝でオリンピックというところで負けてしまった。これが一番悔しかった。
・スポーツはチームメイトがいることが大事なこと。仲間のことを大切にして、みんなで助け合うことがすばらしい。
このほかにもたくさんの話をしてくださいました。

2時間目、3時間目は5年生、6年生を相手にしてバスケットボール教室を開いてもらいました。

小学生科学展 大田区最優秀賞に5年生のH.Nさんが選ばれました(2022年10月4日)

夏休みの自由研究で取り組んだ科学のまとめ作品の中で、5年生のH.Nさんが作成した「土手の自然がアレチウリに支配される!?多摩川下流のアレチウリ調査」が、大田区最優秀賞に輝き、区の代表として東京都小学生科学展に進出することになりました。来年1月には、日本科学未来館でプレゼンテーションを行うことになっています。
そもそもH.Nさんは、4年生の3学期にも、この問題に関心をもち、自発的にタブレット端末で資料を作成し、校長室までプレゼンテーションに来たほどですから、夏休みどころか半年間以上も時をかけて、このアレチウリ問題に取り組んでいるのです。「地域の川に繁殖してしまった外来種をなんとかせんといかん!」という情熱が、研究を続けるエネルギーになっているのでしょう。
これこそまさに、本校が取り組んでいる探求学習、STEAM教育、おおたの未来づくりで求められるモデル児童像です。

全校朝会の話「教師の日」「カラーバス」(2022年10月3日)


教師の日のポスターと、いただいた子供たちからのメッセージ集

【6年生のあいさつ】

皆さん、おはようございます。10月3日、月曜日、今日はどんよりとした曇り空ですね。今週は水曜日に読み聞かせ、木曜日と金曜日になかよし班遠足の準備があります。13日に楽しめるように、しっかり準備をしましょう。今週は土曜日に授業があります。土曜日には元バスケットボール選手の大崎佑圭選手が来てお話ししてくださいます。そして今週から、5,6年生は新しい後期の委員会活動が始まります。頑張りましょう。それでは朝のあいさつをしましょう。おはようございます。

【PTA会長からの話】

皆さん、おはようございます。今日は先生にありがとうとお伝えをする日、本当は10月5日なのですが、今日皆さんから伝えてもらいたいと思います。先生にありがとうと言うと、皆さんもありがとうと言われた時と同じ気分になります。先生方も頑張ろうと、もっとみんなのためになにかできないか、そんなふうに考えてくださると思います。ですので、たくさんのありがとうを先生に伝えてあげてください。ご協力をいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

【校長の話】

今日もまた新しい言葉を教えますよ。「カラーバス」といいます。カラーというのは分かりますよね。色のことですよね。バスっていうのはお風呂のことです。カラーのお風呂。それではなんかおかしいですけれど、バスっていうのは水浴びをするという意味もありますから、カラーバスは、いろいろな色を浴びていくという意味になります。このカラーバスという考え方は、会社の人たちがよく使います。今日の帰りに試してみてもらいたいんだけど、赤だったら赤という色だけに注目をして帰るのですよ。そうすると、赤信号があるな、それだけでない、あそこに赤いものがあるな、赤の色がつけられているものはこういうものが多いのか。そして次の日はたとえば、オレンジ色に注目して帰ってみようかな。この間、私自身がやってみました、オレンジ色探しを。あんまりないんですよ、オレンジ色が。でも、駅でよく見かけました。今日は紫色探しをしてみようかな、明日は黒に注目してみようかな、このようにある特定の色に注目して歩いてみるというやり方です。さらに慣れてきたら、色だけでなく、たとえば形ね、今日は三角形に注目いしていこうとか、今日は 二重丸を探してみようとか。このようにしていくと、いままで見えていなかった皆さんの新しい世界が見えてきます。形とか色ではなくって、今日は耳に聞こえてくる鳥の声だけに注目してみようとか、勉強にも応用することができますね。漢字だけを探しながら町を歩いてみようとか。このようにひとつの情報に集中して考えていくことで、今まで発見できなかったことを発見できる力が脳にはそなわっています。カラーバスという言葉を今日は紹介しました。ぜひやってみてください。新しい発見が必ずあるはずです。

【給食委員会の教員より】

今日は中華丼です。毎日おいしく給食を食べていますか。さて、食べ終わった後の片付け方、気を付けているでしょうか。給食委員会のお兄さん、お姉さんたちが毎日チェックをしてくれています。そして今日で前期の給食委員会の仕事が終わりになります。そこで皆さんのクラスに、給食の片付けを頑張りましたということで、表彰状を給食の時間に届けに行きます。なんと全クラスに届けに行きます。これはすごいことです。全クラス本当にきれいに片付けてくれてありがとう。後期もぜひきれいに片付けて、配膳の方々に喜んでいただけるようにしてください。

【今週の目標】相手の気持ちを考えて行動しよう

4年生 水道キャラバンで学びを深める(9月9日)


前半は役者の方々とともに、映像をみながら学習


後半は、水をきれいにしていく実験

昨日、今日と、4年生は体験型学習のオンパレードです。
昨日・・・東京染小紋体験
今日・・・午前中は俳句教室、午後は水道キャラバン
一気に学びを深めている感じです。
水道キャラバンは、水道局の出前授業です。本物の役者さんが演じながら映像を紹介、説明していきますから、子供たちにとっては水源林からダム、取水ぜき、浄水場などを経由して、家庭の水道に水が届くまでを、バーチャル社会科見学している感覚になれます。今日も2名の役者さんたちは、ノリノリで演じてくれましたので、そのハイテンションに導かれて、子供たちは水道の世界にイメージを取り込まれていきました。
後半は、実験になります。
巨大ビーカーににごりの元を入れて、かなり汚した水の中に、凝集剤という薬品を入れてかきまぜると、子供たちもビックリ、汚れが固まって下に集まり、ビーカーの上の方は透明な水となりました。さらにろ過実験をすれば、もっと透明度の高い水に。このように浄水場で行っている水をきれいにするしくみを目の前でみることができました。
最後に、6問の三択挙手テストでふりかえり。楽しく集中できる授業を受けた4年生たちは、6問とも全員正解、水道キャラバンを修了できました。

大田区漢字検定で深める(9月7日)

今日は矢口小学校の全学級で、大田区漢字検定を実施しました。校長として各教室を見回りましたが、かわいいエピソードとしては、1年生の教室に入ると、こんな言葉をかけてくれた子がいました。
「校長先生は1年生の教室に来ると、息抜きができるでしょう。」
確かにその通りですね。癒されます。

さて、この記事の題名を「大田区漢字検定で深める」としましたが、何を深めるのでしょうか。大田区教育委員会から出されている「漢字検定の手引き」に書かれています。

【大田区漢字検定のねらい】
国語力の基本となる漢字の読み・書きの能力を身に付け、漢字に対する関心や認識を深め、国語を尊重する態度を育てる。

漢字に対する「関心」や「認識」を深めるのです。
関心を深めるとは、子供がこのような言葉を口にしたら深めていると言えましょうか。
「漢字をたくさん覚えたい。」「漢字を読めるようにして、むずかしい本も読んでみたい。」「漢字が得意になりたい。」「ひらがなも漢字も、きれいに書けるようになりたい。」
認識を深めるだと、
「漢字の成り立ちが分かった。」「ひらがなは元々漢字だったんだね。」「漢字を使って文を書くようにしよう。」「言葉の意味を調べたい。」

8月31日に行った教員の「俳句指導法研修」では、講師の小山先生から、「そもそも日本の公式文書はすべて漢字(漢文)で書かれていた。」というご指導を受け、加えて「俳句は誰でも気軽に創作活動できるようにした、革新的な表現手段である。」と教えていただきました。今回の漢字検定も矢口小学校の言語能力向上のための、ひとつの手段になります。俳句を考える際の力にもなります。たくさんの漢字を知っているということ、イコール、語彙力があるということです。私たちは言葉でものごとを考えますから、語彙力が上がると、それに比例して、思考力も上がります。どうして学校はこういうテストがあるのという疑問をもつ子供もいるでしょうが、学校で取り組んでいることには、すべて意味があり、すべてのことが人を高みにあげていくこと(人間性、理性を高めること)につながるのです。


1年生はひらがな検定


2年生以上は漢字検定

夏休み作品展(モノづくり編)9月6日

夏休み作品展の中から、ものづくりに関連した作品の一部を紹介します。


1年生作品「太陽系」


2年生作品「スイミー」


3年生作品「新聞紙で作ったスカイツリー」


4年生作品「免疫のしくみ」


5年生作品「ドールハウス」


6年生作品「V8エンジン模型」


5年生作品「姫路城」

全校朝会の話「深める読書」(9月5日)


読書のマインドマップ

(6年生のあいさつ)

9月5日、月曜日。今日はすがすがしい青空ですね。夏休みが終わって1週間がたちました。2学期に必要なものをそろえましょう。そして忘れ物をしないようにしましょう。今週は土曜日まで学校があります。また、水曜日には漢字検定があります。今日は5,6年生の委員会もあります。明日はエンジョイタイムがあります。今週は予定がたくさんです。体調をくずさないようにがんばりましょう。

それでは元気に朝のあいさつをしましょう。おはようございます。

(校長の話)

深める2学期です。こちらに映しているのは、私が教える資格をもっている、マインドマップといいます。これで今日は説明をします。深める2学期、今日のテーマは「読書」です。読書をすると当然、いろいろなことが深まっていきます。読書のよいところは、まず出会いがあります。だれと出会うかというと、登場人物と出会いますね。いろいろな登場人物がいますよね。人間ではない場合もあります。人間じゃないものがしゃべるのですから、そんなことは普通にはないわけですよ。ですから、ありえない世界とも出会うことができるのですね。続いて、その場面との出会いもあります。これもいろいろな場面がありますね。私が夏休みに読んだ本、三浦綾子さんという作家さんの本をたくさん読んだのですが、ほとんど舞台は北海道です。私は北海度に2回しか行ったことがないのですが、本を読めば北海道に行ったことと同じ感じがします。そして本を書いているのは作者ですから、作者がどんな考えで書いているのか出会えます。4年生はこれから「ごんぎつね」を教科書で勉強しますが、新美南吉さんという作者のことを知るために、私は昔、新美南吉さんの故郷の、愛知県半田市に行ったこともあります。このように本にはいろいろな出会いがあります。

次です。読書をすると「ひろがって」いきます。何がひろがるかというと、我々がふだんしないような経験、疑似体験とも言いますけれど、登場人物を通した経験をすることができます。私が今読んでいる本は、銀座にある紙を売っている会社員の人が、夢を追いかけて本を書く作家になっていくという話です。私は紙を売る会社の様子は初めて知りました。この年になってね。だから経験としてひろがっているわけです。それから知っていること、知識もひろがりますね。本が楽しくなってくると楽しさがひろがり、心がひろくひろくひろーい心になっていきます。

さて、本を読むようになるために、まずむずかしいのは「スタート」です。本を手に取るところから、けっこう、むずかしいです。なぜかというと、そこにはエネルギーがいるからです。「本を読むぞ」というエネルギーがまず必要ですね。それから、本てなぜか、読み始めてすぐにやめたくなるのですよ。ですから、まずは1章を読み切るまでは、エネルギーをたくさんかけることが大事です。そうすると、登場人物はこういう人だ、こんな場面だな、こんな友達がいるようだという内容が、1章読むとわかってきます。1章は少し長いなという人は、10ページは読んでみましょう。これがスタートを切るコツです。もうひとつ。「ひまさえあれば本を出す」、いつでも自分の近くに本がある。そうすれば、2分でも3分でもひまができたら本を出して読んでいる。これを「すき間読書」といいます。このようなクセがつくと、今の10倍は本を読めるようになります。すき間読書、これをやってみてください。

最後に「ほめる」こと。本を読めるようになるために、ほめることが大事です。だれをほめるのかというと「自分」です。自分自身のことをほめてください。1冊読んだら、楽しかった、「もっと読もうよ自分。」と自分のことをほめます。そして、読書記録しておくこと。本の題名、ページ数、作者。だれが書いた本なのかな、谷川俊太郎さんかな、椋鳩十さんの本かな、太宰治さんの本かな。そういうことを知っていると本の世界がひろがっていきます。9月、10月、読書をがんばってほしいのです。ぜひ、10冊なんて言わず、20冊でも30冊でも、絵本であれば1日に3冊くらい読めますよね。この2か月間で100冊読んだら大したものですね。

今日の話は、読書をして、自分の心を豊かに深めていきましょうというおすすめでした。マインドマップで紹介しました。

(今週の生活目標)登下校の時間を守ろう

2学期始業式「深める2学期」(9月1日)


新システムで全校放映している始業式

【校長の話】
2学期の合い言葉は「深める2学期」です。
では、「〇〇を深める」といったらどんな言葉が入るでしょうか。学びを深める、考えを深める、知識を深める、理解を深める、関心を深める、経験を深める、これらの6つについては、深めていけたら、そうとう頭が良くなりそうなイメージになりますよね。
友達関係を深める、信頼を深める、交流を深める、親睦を深める、仲を深める、こういうことをやっていくと、クラスが良いクラスになっていくような感じがしますね。つながりを深める、愛を深める、というと、ドラマみたいだね。
11月に矢口文化芸術展がありますが、作品を深める、作品のイメージを深める、作品への思いを深める、どんなふうに見ていくか視点を深めるために、注意力を深める、そしてものを作ったり、描いたり、切ったり、貼ったり、そういう技術を深める。大事です。
喜びを深め、楽しさを深め、目指せ深い矢口小学校が2学期の合い言葉です。「深い」という言葉が合い言葉です。皆さんの普段の授業の中で、担任の先生や専科の先生、いろいろな先生から、「おお、君の考え深いねえ。」なんていうお褒めの言葉がかかるとよいですね。そういう授業がたくさんあるとよいですね。先生たちから言われるだけでなく、君たち子ども同士でも、「へえ、深いねえ。」「Aさん、深いねえ。」「お、その考え深いね、いいね。」という言葉が出るようになると、もっとよいですね。コンピュータでは「いいねボタン」をポチポチやりますね。「いいね」よりも、もっとよい言葉だと思いますよ、「深いね」というのは。この言葉が学校中で聞かれるようになると、校長先生はワクワクしてきます。
最後にまとめです。俳句でまとめました。
深めよう この秋たのしく 矢口小
ということで、2学期の合い言葉は「深める2学期」で取り組んでいきましょう。

【児童代表の話(4年 M.Nさん)】私は1学期のはじめ、人にあいさつをするのが苦手でした。なぜなら恥ずかしかったからです。だからいつもあいさつをされても、頭を下げるだけで、何も言わないことがありました。1学期の終わりに、学校であいさつ週間が始まり、朝教室に入った瞬間に「おはよう」と声をかけられ、思わず「おはよう」とあいさつを返していました。そのときは、とてもうれしい気持ちでした。そしてそのうちに、あいさつが苦手ではなく、ぎゃくにあいさつが好きになりました。あいさつはみんなと仲良くなれる特別な言葉だと思います。なので、クラスの人と、もっとあいさつを通じて仲良くなりたいです。そして、ちがうクラスの人とも友達を増やし、充実した2学期にしたいです。

1学期終業式の話(7月20日)

【児童代表の言葉 5年生】
私が1学期頑張ったことは二つあります。一つ目はいっぱい授業で発言したことです。4年生の時に手をあげることがそんなにできなくて自信がもてなかったけれど、5年生になって、授業のときになるべく発言しようと思って、1学期に発言できたのでよかったと思いました。二つ目は委員会です。私は運動委員会で朝早く起きて学校に行き、体育館の窓の開け閉めと校庭の整備をしたことです。思い出のエピソードは運動会です。運動会で棒体操のコウモリとウワジを一生懸命練習して、私が技をやっている間、まわりの人たちが支えてくれたので成功したことが心に残っています。最後にどんな夏休みにしたいかです。けが無く家族と友達で出かけて楽しく過ごせればいいなと私は思い、今はコロナだけど、夏休みは楽しみたいと思いました。(D.Sさん)

僕は1学期に算数を頑張りました。その中でも小数のかけ算、わり算など、できる限り計算ミスをなくす努力をしました。また、図形をそのままかく問題は、できるだけ長さや角度を合わせる努力をしました。僕は水泳にも力を入れました。クロールや平泳ぎは、できるだけ呼吸を整えながら泳ぎました。それに少しでも速くなるために、1回1回の練習を本気でやりました。6月には鎌倉遠足がありました。鎌倉遠足は班で協力をしながら行きました。なので、よい思い出がたくさんできました。僕はあいさつにも力を入れました。学校としてあいさつ日本一は無理だったけど、自分の中ではあいさつ日本一になれたと思っています。1学期はいろいろなことに力を入れたので、少し大人に近づけたと思います。2学期もすべてに自分のベストを尽くして頑張ります。(O.Kさん)

私が1学期にとくに頑張ったことは、後から見返しても分かるノートをとることです。5年生になるまでは、ノートなんて見返さないから、きたなくてってもよいと思っていました。しかし、5年生になって先生から、「ノートはセーブデータだから、見返しても分かるようにとって。」と言われました。それから私は、後から見ても分かるようなノートをとるように気をつけるようになりました。たとえば、字をていねいに書いたり、黒板に書いていないことでも、先生が言っていたことはなるべく書くようにしました。1学期は勉強を頑張ったので、2学期は運動を最後まであきらめずに挑戦し続けることを頑張りたいです。(M.Rさん)

【校長の話】
3人の5年生に先に児童代表の話をしてもらったわけは、1学期の合い言葉にしておりました、「Try All(トライオール)」について、今話してくれた3人の皆さんは、1学期中、様々にチャレンジしてくれたというわけです。運動会のことしかり、勉強のこと、水泳や行事のこと、すべてのことにとにかく挑戦してみよう、とにかくやってみよう、これが1学期の合い言葉だったわけです。代表の3人の人以外に、この矢口小学校には1年生から6年生まで、3人をひくと、残り523人の子供たちがいますから、523通りのトライオールがあったことでしょう。さあ、自分のトライオールは何だったでしょうか。ぜひ、明日から始まる夏休み中も、宿題3日間で終わらせちゃうぞとか、運動や家族との思い出作りなど、いろいろと長い夏休み中にチャレンジすることができますから、この「とにかくやってみよう」を心がけて、夏休みも過ごしてほしいと思っています。
早めに予告をしてしまいます。2学期の合い言葉は、純日本的な言葉に戻ります。「深める2学期」です。いろいろなことにチャレンジしてきた1学期、それをもとにして、2学期は突き詰めていく。深めていく。勉強も運動もより高いレベルに深めていく。このようなことに挑戦していこうと思っています。

【池上警察署の方の話】
今日はみなさんが交通事故にあわないためのお話をしに来ました。三つお話します。よく聞いてください。
一つ目、道路をわたるときの約束。右、左の確認をみなさんしていますよね。それ以外にも、赤信号で待っていて、青に変わりました。すぐにわたるのは危ないことです。運転手さんの中には、信号に気付かない人もいます。青信号でも安心せずに、右左右の確認をしてからわたってください。道路を渡るときの3つのチェック。一つ目、車が来ないかどうか。二つ目、車が止まったかどうか。三つ目、横断中でも車が来ていないかどうか。3つのチェックをしてください。もう一つ、運転手さんに向かって手をあげて、渡るよという合図をするのも、安全確認をするために大事なことです。ぜひ守ってください。
二つ目、自転車に乗るとき、皆さんはヘルメットをちゃんとかぶっていますか。めんどくさいとか思っている人、いませんか。自転車の事故で亡くなる方の多くは頭を打ったことが原因です。ヘルメットは頭を守る大切なものです。しっかりとかぶってください。あごひももしっかり着けてくださいね。
三つ目、止まれの標識、三角の標識を知っていますか。この場所でちゃんと止まって、安全確認していますか。この標識があるところは、見通しが悪くて事故が起きやすい場所です。必ず止まって、安全確認をしてください。この標識がないところでも、交差点、曲がり角、見えにくいなというところでは、止まって安全確認をしてください。
今、三つ、お話ししました。みんな簡単なことですけれども、事故を防ぐには大切なことです。忘れないでしっかり守ってください。明日から夏休みですね。皆さんは、交通ルールを守って、楽しい夏休みを過ごしてください。

【生活指導主幹の話】
よいこの矢口小の皆さんに、守ってほしいことを話します。
一つ目。交通事故による死者がとても多いのです。令和3年度は1421名の小中学生が亡くなっています。交通安全を意識してください。
二つ目。自分で命を絶つ子どもたちが多いのです。とくにこの夏、一人思い悩んでつらい思いをする児童がいるかもしれません。そうならないために、何かあったら近くの大人、昨日の校長先生の話にもあった教育委員会の連絡先、いろいろな機関が皆さんのことを助けようとしていますから、何かあったら一人で思い悩まずに、連絡してください。
三つ目。熱中症です。この夏も例年のようにとても暑いです。水分補給していても、脱水症状になってしまうことがあります。熱中症にはくれぐれも気をつけて、こまめな水分補給をこことがけ、マスクを外せるところでは外して、熱中症にならないように気をつけてください。
四つ目。不審者です。矢口小の周りは、よい商店街があって、よい地域の皆さんがいて、信用できる大人が多いのですけれども、たまーに変な人がいます。そういう人と遭遇しないようにするために、合い言葉の「いかのおすし」を思い出しましょう。ついて「いか」ない。車に「の」らない。「お」お声を出す。「す」ぐに逃げる。大人に「「し」らせる。こういうことです。不審者が近寄ってくる原因の一つにお金があります。子どもがお金を持っていることが分かると、変な大人が寄ってくることもあります。皆さんは、お金を使わない遊び方をしてください。それから遊びに行くときには、行き場所と帰る時刻を必ずお家の人に伝えましょう。帰るはずの時刻になっても子どもが帰ってこないと分かれば、大人はすぐに動きます。この場所と時刻が分かっていないと、皆さんがいなくなっても気付くのが遅れます。必ず行き場所と帰る時刻をお家の人に伝える習慣を身に付けてください。
新型コロナの子どもの死者はまったくいないと言ってよい数ですが、交通事故の子どもの死者はたくさんいます。交通事故は一番怖いです。事故にはもっとも注意しながら、この夏にできることはたくさん体験して、楽しい夏休みにしてください。

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