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校長室の窓 子どもの心の宝探し(令和元年度 3学期)

更新日:2020年2月25日

3学期の合い言葉  「羽ばたく3学期」

このページでは、校長が学校のことをお伝えします。
御家庭でのお子様との話題作りにお役立てください。

矢口小の誇り「挨拶」 (2月25日 放送朝会)

挨拶
(「イラストの里」様より借用画像)

挨拶は、いつでもどこでもだれとでも、さわやかにするものですね。
それでは朝の挨拶をしましょう。
「おはようございます。」(各教室から「おはようございます」の大きな声)
素晴らしい挨拶の声が、職員室まで届きました。

矢口小学校の誇りといわれるものの一つに、挨拶のよさがあります。
学校にお客様がいらっしゃると、みんなが廊下で挨拶をしてくれるので、「矢口小の子どもたちは、よく挨拶ができますね。」といつもほめてくださいます。
挨拶の「挨」の漢字の意味は、心を開くという意味です。
「拶」は近づくという意味があります。
挨拶とは、自分の心を開いて、相手との距離を縮めるという意味があります。

校長先生は教師1年目を、大田区の雑色にある城南特別支援学校の高等部でスタートしました。
身体が不自由で車いすを使っている子や、病気で体が弱い子が通っています。
先生は高校生の担任でしたから、働ける子は、何とか会社で雇ってもらえないかと、たくさんの会社の社長さんにお願いに行きました。
その時に、「会社で働く上で、一番大事なことは何ですか?」と質問すると、どの社長さんからも、「挨拶ができるかどうかですよ。」と答えが返ってきました。
「仕事は会社に入ってから覚えればいい。しかし、挨拶はその子がこれまで生きてきた習慣だから、それができるかどうかが大事だ。」ということなのです。
このように、挨拶はとても大事なことなのです。これからも矢口小学校の挨拶は、日本一、世界一、いや、宇宙一といわれるくらいに大切にしていきましょう。
「挨拶は、いつでも、どこでも、だれとでも」です。

第3回 地域教育連絡協議会(2月17日)

2月17日(月曜)に今年度第3回目の地域教育協議会を開催しました。
委員の皆様からいただいた御意見を紹介します。

・この委員をやらせていただくことを通して、小学校は地域と共に子供たちが成長していることを実感した。小学校は、広い視野で指導されている印象が強い。
・児童アンケートの結果を見ても、子どもたちが喜んで学校に来ていることが感じられる。それが一番大事なことだ。
・朝の開門時刻を7時55分にしてくれたことで、子どもたちが登校時間を守るようになり、スマイルネットとしての朝の見守りも、これまでより10分間遅らせることができた。
・学校公開で授業を参観すると、子どもたちが楽しそうに手をあげている。なんでも話せる雰囲気を感じる。
・タブレットPCもたくさん導入されていて素晴らしい。
・子どもが日曜になると「早く学校に行きたい」と言う。学校を楽しみにしていることがありがたい。
・サマーワークショップでは先生方にたくさんお世話になった。
・オリンピックで外国の方がたくさん訪れることもあるし、学校は多様化していることを感じる。
・子供は知らない世界を理解した途端に、能力が上がる。分数が分からなかった子が、分数を理解した途端に、すべてにわたってレベルアップすることもある。こうした経験を重ねて、高校・大学、そして生涯を通して活躍できる子が育ってほしい。
・先生方の工夫が素晴らしい。外国籍の児童が増えている中で、言葉の課題も上手に融合させて、協調性や集中力を高めてくれている。
・学校は、今後も子供たちのために、いろいろと取り組んでくれるとありがたい。
・「矢口小学校地域の子育て」というブランドにできるのではないだろうか。

コロナウイルスについて(2月17日 全校朝会)

今日はコロナウイルスの予防について話します。インフルエンザの予防と同じですから、難しいことではありません。
人類の歴史は原始人の時代から、集団で協力して暮らすことで力を付けてきました。
しかし、人数が集まると、それまでは隠れていたウイルスなどの病気の元が、伝染するようになったのです。病気からの「挑戦」です。
人類史は、「挑戦に対する応戦の歴史」とも言われます。
この100年くらいの間にも、様々な病気が人類に挑戦してきました。
天然痘。スペイン風邪では1000万人以上が亡くなられました。
江戸時代に流行ったコレラ。町で人が次々に亡くなっていくので、コロリとも呼ばれていました。
明治時代や大正時代、結核も不治の病と言われていました。
これに対して、人類は、命と健康を守るために知恵を集めて「応戦」してきました。
不治の病と言われていた病気も治せるようになってきました。
こうした「応戦」を学校でも続けていきます。
合い言葉は、「スキあらば手洗い、うがい」です。

ここで、「文部科学大臣からのメッセージを紹介します。(文部科学省公式サイトより転載)
新型コロナウイルス感染症について、不安を感じておられる方も多いことと思います。
新型コロナウイルス感染症対策では、通常の風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、お一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。
子供たちには、外から帰った時などに、必ず手洗いをしっかりするとともに、正しい知識に基づいて冷静に行動するよう指導してください。
保護者の方や教職員の皆さんにおかれては、国や地方公共団体が発表する正確な情報を収集・把握していただくようお願いいたします。
また、新型コロナウイルスを理由としたいじめや偏見は、決して許されることではありません。
今後も、中国から多数の子供たちが帰国することが予想されます。
住み慣れた地域や学校を離れてつらい思いをしている子供たちや、感染拡大の防止に向けて懸命に働いているご家族を持つ子供たちを傷つけるような、心ない言葉や態度がとられることがあってはなりません。
教職員の皆さんにおかれては適切な対応をとっていただくとともに、保護者の方におかれてもご配慮をお願いいたします。
    令和2年2月7日   文部科学大臣 萩生田 光一

中国の学校が閉鎖されているところもありますから、これから矢口小学校にも、中国から帰国してくる子がいるかもしれません。
そんな時に、コロナウイルスを理由とした、いじめや悪口は、絶対にあってはならない。
一番苦しんでいる人を、どん底に落とす行為です。
校長先生は、そういういじめや悪口は、断じて許しません。
もし、中国から帰国してきた転入生があった場合は、優しく受け入れてあげてください。

さて、ウイルスの挑戦に対して応戦するために、これから手洗いの仕方を練習します。
ここに首相官邸ホームページから印刷してきた手洗いの仕方がありますから、みんなでやってみましょう。
(1)水道から水を出して、石鹸をつけて、手のひらをよくこすります。
(2)次に手の甲をのばすようにこすります。
(3)指先やつめの間をこすります。
(4)指の間を洗います。
(5)親指と手のひらをねじり洗いします。
(6)手首もよく洗います。
ウイルスの挑戦に対する矢口小学校の応戦のための合い言葉は「スキあらば手洗い、うがい」です。
学校ではよく手を洗うでしょうが、塾ではどうでしょう。
バスケットや野球、サッカーなど、スポーツチームは新人戦や卒業大会のシーズンでしょうから、人がたくさん集まります。
手洗い、うがいをたくさんしてください。「スキあらば手洗い、うがい」で、みんなでしっかり予防していきましょう。

◎この直後、1年生の教室を見に行きますと、みんなで一生懸命、手を洗っていました。こういう素直さが矢口魂をもった本校児童の姿ですね。1年生のみんな、偉いです。

建国記念の日について(2月10日 全校朝会)

(校長)
明日は火曜ですがお休みです。
明日がどのようなお休みなのか話してくれるように、5年の飯塚先生に頼んでありますので、今日はお話を交代します。

(飯塚主幹教諭  スライドを見せながら)
明日は建国記念の日という休日です。
日本という国のお誕生日です。
では、日本は明日で何歳になるのでしょうか?
去年、今の天皇陛下が即位して、平成から令和に時代が変わりました。
日本のはじまりは、最初の天皇陛下と言われている神武天皇が即位した日となっています。
ちなみに、今の天皇陛下を令和天皇とは言ってはいけません。令和天皇と言うのはお亡くなりになった後に言います。
今の天皇陛下は今上天皇(きんじょうてんのう)と言うことになっています。
さて、ここで問題です。
今上天皇は神武天皇から数えて、何代目の天皇陛下でしょうか。
(1)26代目 (2)55代目 (3)126代目 ・・・(子どもたちのほとんどは126代目に手をあげる)
正解は、3番の126代目です。
天皇陛下をどんどんさかのぼると、126代にもなるのです。
では、次の問題です。
今から何年前に、神武天皇の時代が始まったのでしょうか。
(1)680年前 (2)1680年前 (3)2680年前 ・・・(680年前は数人、1680年前が40%ほど、2680年前が60%ほどの子どもが手をあげる)
正解は、3番の2680年前です。
日本は世界最古の国と言われています。
君主と言われる人がいる国は世界で27か国あるのですが、その中でも最古です。
このことはギネスブックの記録にも載っています。
明日は日本の建国記念の日です。
国民こぞってお祝いする日にしましょう。


建国記念の日とは?


日本は世界最古の国


世界最古の国としてギネスブックにも載っている


国民の休日は「国民こぞって祝う日」のことです

梅が咲き始めています(2月8日)


梅の花


梅の花

2月8日(土曜)は学校公開。
朝、学校の周りの安全を確認するために外を歩いていますと、東側の道路沿いにあります梅が開花していることに気付きました。
この様子ですと、2月20日頃に向けて、見ごろとなりそうです。
学校近くにお立ち寄りの際には、ほんの少しだけ寄り道していただき、矢口小の梅の花を鑑賞してみることをお勧めします。

避難訓練での話「煙から逃げる」(2月6日)

今日は理科室から火が出たという訓練をしました。
理科室では1時間目から5年3組が授業をしていました。今日の授業内容は「塩の結晶の観察」でしたから、理科室から火が出ることは考えにくいことです。
しかし、もしもアルコールランプに火をつけて実験をしていて、倒してしまったという場合は、たちまち燃え広がることもあります。
火事で一番怖いのは煙です。これから煙のことを話します。
5年生はこの後、多目的室で煙避難体験をします。
煙を吸ったら、血液がやられて、体中に酸素がいかなくなって死んでしまいます。一酸化炭素中毒といいます。
煙のスピードは横には、人が歩くくらい遅いのですが、階段を上がり始めると、1秒で2階に上がっていきます。4階まで煙が上がるまで4秒しかかかりません。10階のマンションなら、10秒で上がります。
ただし、煙ははじめの熱いうちは、天井の方に上がりますから、ハンカチで口をふさぎ、落ち着いて、低い姿勢で、外に逃げることができればほとんど助かります。
火事からの避難で一番大切なことは、やはり「おかしもの約束」です。
おさない、かけない、しゃべらない、もどらないの約束を守って、自分の命を守りましょう。
この後、担任の先生と「おかしも」のことを話し合いましょう。

6年生の作品が素晴らしくて(2月4日)


6年生図工作品


6年生図工作品


6年生図工作品


6年生図工作品

2月8日(土曜)の学校公開に向けて、6年生の図工作品が中央階段や3階廊下に展示されています。
この作品が、すべて素晴らしいのです。
さすが最高学年と言うしかありません。
このページには4つの作品しか紹介していませんが、これらが並んでいる本校の廊下は、まるで美術館のようです。
土曜日には、ぜひ足を止めて、じっくり展示作品をご覧ください。

さて、私たち教員は、来年度から完全実施となる「新学習指導要領」に向けて、通知表内容の検討にも入っています。
昨日も通知表検討プロジェクトのメンバーで集まり、どのようなものにしたら子どもたちの励みになり、保護者の皆様にも分かりやすいだろうと話し合いました。
話し合いの中のひとつのキーワードとして、「粘り強く学ぶ」という文言が強調されました。
そのような話し合いをした翌日に、あらためて6年生の作品を鑑賞してみると、まさに「粘り強く学んだ」結果として、これらの作品に表現されたのだと感じました。
作品を見ながら私には、全員が構図から制作までの過程で、自分の思いを美しく表現するために、黙々と作業をした様子がイメージされました。

節分でまくのが豆なのはなんで?(2月3日全校朝会)

今日は節分です。
「鬼は外、福は内」ってやりますね。
昔から、この季節の変わり目には、鬼が来るから豆をまいて退治することになっています。
給食では「節分ごはん」という大豆入りのごはんが出ますから、残さず食べてくださいね。
では、ここでチコちゃんの質問です。
「節分でまくのが豆なのはなんで?」
(手をあげた児童は、わずか数名。)
豆の「ま」は、悪魔とか魔物といった「魔」を意味します。鬼も魔のひとつです。
病気ならば病魔ですし、心の魔だったら悪魔のような心とかいいます。
豆の「め」は、「滅する」ということ。つまり、消滅させる、無くしてしまうという意味です。
ですから、豆をまくことで、自分の体の中にいる「魔を滅する」という意味があります。
自分の中にある「魔」を滅する方法を、ひとつ紹介します。
この後、計画委員の皆さんがユニセフ募金について話してくれるのですが、この募金も魔を滅することにつながります。
募金は自分のためではなく、困っている人のためにやります。
人のために何かをするということは、自分の中にある魔の心を無くすことになるのです。
実は校長先生も、毎朝募金ということをしています。
朝、財布の中にある10円とか50円を全部募金してしまうのです。
人のためにしている募金ですが、この行動は自分自身の生活を良くする方に、必ず戻ってきます。
皆さんもこの後、計画委員の話をよく聴いて、5円でも10円でもいいから募金に協力してください。

顔はめ看板(用務主事の努力 1月31日)


玄関にある顔はめ看板

2月3日の節分が近付いてきました。
矢口小学校の玄関には、写真のような赤鬼、青鬼の顔はめ看板が置かれています。
これは用務主事が、子供たちやお客様が楽しめるようにと、自発的に作成しているものです。
しかも、季節によって看板の絵が変わります。
クリスマスが近付けばトナカイの顔はめ看板だったり、「チコちゃんに叱られる」という番組が話題になればチコちゃんの顔はめ看板という感じで、世の中の季節や状況に応じて多様な種類が登場しました。
御希望の方は、遠慮なく記念撮影していただいてけっこうです。
2月8日(土曜)には、今年度最後の学校公開もありますから、その際にはどうぞお使いください。

校長先生!水の宝石発見したよ!(1月29日 1年生)


水の宝石1

昨日の寒い雨が今朝には止んで、まぶしい太陽の光が降り注ぐ登校時間帯を迎えました。
正門であいさつに立っていると、1年生が一人一鉢で育てているチューリップの世話に出てきます。
「今日は芽が伸びたかな。」
と言いながら、チューリップの鉢を見ている1年生の姿は、とてもかわいいものです。
その時です。ある子が、
「あっ!宝石見つけた!」
と声をあげました。
なになに?と見に行ってみると、写真のように花や草の上に、雨粒がたくさんついていて、それがキラキラ光ってとてもきれいなのです。
1年生たちが、
「きれいだねぇ。」
「落ちないんだね。」
「さわってみようか。」
と言いながら、水の宝石を見ていると、他の1年生もたくさん集まってきて、
「あっ!こっちにも宝石があるよ。」
「この花の上にもあった!」
と、次々に発見していきました。
雨上がりの朝、1年生らしい感性豊かな発見に、心を洗われるような思いがしました。
1年生の学校生活でとてもたいせつな学習キーワードは「関わり」という言葉です。
今日の「水の宝石発見」の出来事は、美しい小さな自然との関わりです。
たった3分間程度の出来事でしたが、自然が子供たちの心を清らかにする貴重な瞬間に出会えました。


水の宝石2


水の宝石3

全国学校給食週間(1月27日 全校朝会の話)


全国学校給食週間ポスター

今日は給食の話をします。
1月24日から1月30日までの1週間は「全国学校給食週間」となっています。
そこで今日は、「舌、ベロも成長する」ということを伝えます。
私たちの舌は主に5つの味を感じるようになっています。味覚といいます。
甘い味を感じる「甘味」。甘いもの、好きな人が多いですね。
しょっぱい味は「塩味」。塩味がないお料理はあまりおいしくないです。
出汁などのおいしさを感じるのが「旨味」といいます。
これで3つ。あとの2つは舌が成長しないと、苦手な味になってしまいます。
ひとつは、すっぱさを感じる「酸味」といいます。
この中で、梅干しが苦手だなという人は、静かに手をあげましょう。
(低学年の方がたくさんの手があがる。)
このように低学年が多く手があがって、高学年が少なくなるのは舌が成長しているからなのです。
苦さを感じるのは「苦味」です。苦味の代表としては、ピーマンがありますね。
では、ピーマンが苦手だという人、静かに手をあげましょう。
(梅干しの時以上に、低学年の方がたくさんの手があがる。)

成長していない人間の脳は、「酸味」と「苦味」は危険な味だと感じてしまいます。
酸味は腐っているよという合図であり、苦味には、これは毒だと脳が判断します。
ですから、小さい子どもは苦いお薬を口に入れるだけで、ウワッと吐き出して泣いてしまう子もいるのです。
しかし、舌も成長するのです。では、どうしたら成長するのか。
チャレンジャー精神が大切です。嫌いでも、まずは少しでもいいから口に入れてみることです。
それをくり返していくと、そのうちに自分の脳が「酸味」や「苦味」の中から、「あれ?こんなおいしさがあるのか!」と気付いてくれます。
今週は学校給食週間ですから、ぜひ苦手な食べ物にもチャレンジしてみましょう。
そして、少しでも食べることができたら、自分自身をほめてあげましょう。
たくさんの栄養をとれば、インフルエンザの全力予防にもつながります。
矢口小学校のある卒業生がこう言っていました。
「矢口魂には、給食を全部食べる完食というのもあるのですよ。」
給食も矢口魂でチャレンジしていく1週間にしていきましょう。

矢口魂心丸の歴史(1月24日)・・・学校の歴史を知ることも矢口魂だと思います


今の矢口魂心丸


矢口渡復活プロジェクトの様子


矢口渡復活プロジェクトの様子


1935年(昭和10年)頃の矢口渡

【2005年(平成17年)3月7日(月曜日) 讀賣新聞都民版記事より】

「歴史の流れ渡る 僕らの舟  児童ら「矢口渡」復活」

多摩川を渡り、大田区と対岸の川崎市を結ぶ渡し舟「矢口渡」が6日、大田区立矢口小(多摩川1)の児童らの手によって復活した。
矢口渡は地元の足として使われていたが、第二京浜国道や多摩川大橋の開通で1949年に廃止された。
児童らは「矢口渡復活プロジェクト」と題して小舟を造り、見事に多摩川を渡ってみせた。
大田区矢口には、南北朝時代の武将、新田義興(1331~58年)が鎌倉に攻め込む際、渡し舟で多摩川を渡る途中に謀略にはまり自刃したという記録が残されており、この当時から渡し舟が通っていたと考えられている。
戦前までは、大田区の農家が渡し舟に乗り、川崎市側にあった畑に農作業へ出かける光景も見られたという。
矢口小では、6年生の総合学習の授業の一環で、こうした地域の歴史を学ぶため、渡し舟を復活させることになった。
地元のお年寄りに渡し舟の様子を聞くなど昨年9月から準備を始め、長さ5メートルの小舟作りに挑戦することになった。
船造りには、区内のカヌー愛好会「大森青べかカヌークラブ」が全面的に協力。
週2回の授業時間や放課後を使って作業を進めた。
「魂心丸」と命名された舟は昨年11月に完成し、学校のプールで進水式を行った、2月には、実際に多摩川を進めるかどうかテストした。
この日の渡し舟復活は、多摩川大橋のたもとで行われた。
カヌークラブのメンバーや消防署員らが見守る中、児童80人が15チームに分かれ、それぞれが大田区側と川崎市側に待機。
午前9時にスタートし、川幅約120メートルの多摩川を往復した。
途中、舟が下流に流されてしまいそうになる場面もあったが、児童らは力強くこぎ続け、無事に両眼を行き来した。
児童のひとりは「友達やカヌークラブなど、みんなの支えがあったから復活させることができた」と話していた。

阪神淡路大震災から25年(1月20日 全校朝会)


写真 神戸市提供


写真 神戸市提供


写真 神戸市提供


写真 神戸市提供

今から25年前の1月17日に大変なことが起こりました。阪神淡路大震災です。
マグニチュード7.3で震度は7という、経験したことのなかった地震が起きたのです。
この頃、校長先生はお隣の徳持小学校の6年生担任でした。
1月17日の朝、テレビをつけると、そこには火の海になった神戸の街の様子が映されていました。
それを視た私は、「えっ? 戦争が起こったのか?」と思いました。
まるで爆弾でも落ちたかのように、街中が燃えているからです。
建物は次々と倒れ、6434名という多くの方々の命が犠牲になりました。
建物の中では、タンスや棚が、まるで生き物のように走り回り、人間に襲いかかったのです。
この1995年から、様々なことが変わりました。
避難訓練も、それまでの「おかしも」の合い言葉だけでは役に立たない。
自分の周りに、物が落ちてこないか、倒れてこないか、動いてこないか、自分の目で見て、自分の頭で判断して、自分で身を守る力を付けていかなくてはならないという考えに変わりました。
もし今、大きな地震が起きたら、舞台の上にあるこの大きな演台はタイヤが付いていますから、校長先生に襲いかかってきます。
では、どうやって身を守るのか、ということを考えながら生活することが大切なのです。
皆さんが学校にいるのは、1日のうち長くても8時間です。あとの16時間は外にいたり、家にいたりします。ですから、日頃から自分の身をどうやって守るかを考えていてほしいのです。
登下校の時に大きな地震があったら、矢口小学校に戻ってきてください。家に帰って誰もいなかったり、家の中のものが倒れていたり、ドアが開かなかったりしたら危険です。
また、塾へ行っている時に大地震が起きたら、どうやって帰るのか、家族との連絡はどうするのかなど、考えておいた方が良いことはたくさんあります。
いろいろなことを考えておくことが、自分の命を守る一番の方法です。
木曜日の避難訓練までに、どうやって自分の身を守るか、ぜひ考えてみましょう。

主体的・対話的で深い遊び(1月16日)

放課後になると、校長室の校庭側の窓の外から、私を呼ぶ子供の声がしてきます。
「校長せんせ~、いますか~。」
2年生の子供たちであることが多いです。
時には、校長室前の花壇に作った「めだかの学校」に餌をあげたいという子の声でもあり、ある時は、私とおしゃべりをしたい子の声でもあります。
会議でもない限りは、そうした声にはできるだけ応えてあげたいものです。
今日の声は、
「校長せんせ~、たこあげしませんか~。」
という声でした。30分間ほど時間を作ってあげられたので、
「今日は風がないから、たこあげは難しいと思うけどなぁ。」
と言いながら、たこを持って校庭に出ました。
案の定、風がないため、2年生たちは走り回ってたこをあげましたが、そのうちに校舎の外壁に設置してあるテレビアンテナのコードに糸を引っかけてしまいました。
ここからが学習です。「引っかかったたこをどうしたら取れるか?」という問題が生じました。2年生にとっては、主体的に遊んでいた中での大問題です。校長の私からは、
「あれれ!大変な問題が起きてしまったね。どうしたら取れるかな?」
と問題解決の思考スイッチを入れるだけの指示をして、あとは子供たちに任せます。
すると、子供たちの熱心な話し合い(対話)が始まります。
「木に登って取ってみよう。」「いやいや、2階の窓から届かないかな。」「棒で取れないかな。」
たくさんの意見が次々に出ます。まさにアクティブラーニング。そして、意見の通りにやってみるのですが、なかなか解決できません。
でも、この問題を解決しないと、たこあげできないし、校長先生にたこを返すこともできなくなる。ですから子供たちは一生懸命に問題解決を続けます。そして、
「そうだ、たこを取ろうとするんじゃなくて、たこの側から引っ張って、糸巻の方からコードをはずしてみようよ。」と別視点の解決方法が提案され、試したところ、スパッと取れまして、そこにいた全員は、問題を解決した達成感に包まれました。
大人が簡単に方法を教えて問題を解決するのではなく、遊びの中で生じた問題を子供自身の力で解決すること。こうした生活経験に裏付けられた学習経験も大切だと私は感じています。

インフルエンザの全力予防(1月14日 放送朝会)

今年の冬は暖かい日が続いていますが、今週からそろそろ寒くなってきそうです。雨もあまり降っていませんから空気も乾燥しています。そうなるとインフルエンザが流行りだします。そこで、今週から矢口小学校全員の力で、インフルエンザの「全力予防」をしていきましょう。
インフルエンザ予防については児童の皆さんもよく知っていると思います。
(1)石鹸を使ってきれいに手洗いをすること。
(2)手洗いをしたら、うがいもして、のどを湿らせること。
(3)休み時間は教室の窓を開けて、換気をすること。
この三つは、みんなよくやっていると思います。さらに家でもやってほしいことがあります。それは、
(4)毎日、体温を測るくせをつけること。
これをやれば、自分の体の調子が悪くなってもすぐに分かって、早めに休んで治すことができます。
校長先生も毎朝晩と体温を測って調子を整えるようにしていますよ。
さあ今日から、矢口小学校全員の「全力予防」の力で、インフルエンザウイルスに勝っていきましょう。

たこたこあがれ!(1月10日 1年生活科)

たこあげ

矢口小学校の校庭から見上げる今日の空は、とても青くて広いものでした。
そんな気持ちの良い空を見ていると、ふと自分の子供時代を思い出しました。
冬の遊びというか、お正月遊びというか、自分の子どもの頃は、必ず「たこあげ」をして遊んでいたなぁと。
そんな日本の空の景色も、今では変わってしまったようですね。
街で「たこあげ」をしようものなら、電線が危険だとか、高いマンションばかりでたこをあげる場所もないとか。
都会に、たこあげをできる場所は無いのかもしれません。
中休みの時間に、校庭で元気に遊んでいる子供たちの姿を見ていると、(「たこ」を買ってきて、一人であげてみようかな。)と思ったりもしました。
すると、そんな私の心と響き合うようにして、4校時に1年生が生活科で作った「たこ」を持ち、やる気に満ちた表情で校庭に出てきたのです。
生活科で作るたこは、よく「グニャグニャだこ」と言われるもので、危険なほど高くは上がりません。上げるためには、けっこうコツがいります。
1年生は、上げる人や持って支える人など協力しながら、みんなで広い校庭を走り回って、一生懸命上げていました。
担任からは、「風の力を使えるように考えてみなさい。」と声がかかりますが、そう簡単にはいきません。
たくさん失敗することが大事です。どうしたら上がるのか、いろいろ試しながら写真のように高く上がった時の体験が、これからのいろいろな学習に役立ちます。
矢口小の空に、1年生の気持ちを乗せて、たこたこあがれ!天まであがれ!

始業式の話(1月8日)

2020年が始まりました。
今年はいよいよ東京オリンピックが7月から8月にかけて、パラリンピック8月から9月にかけて開かれます。とても楽しみです。

さて、2学期は「高める2学期」という合い言葉で、皆さんのもっている力を高めてきました。
3学期の合い言葉は「羽ばたく3学期」です。
鳥が大きく羽を広げて、大空に向かって飛んでいくイメージです。
どの学年も次の学校や学年に向かって羽ばたくための力をつける3学期になります。

6年生は、3月の最後に「最高の卒業式」をやり遂げて、4月からは立派な中学生に羽ばたいていきます。そのために羽ばたく力をしっかり蓄えていきましょう。
5年生は4月に最高学年、全校のリーダーとなって羽ばたきます。
4年生は高学年、委員会活動も始まる5年生に羽ばたきます。
3年生は、1月中にクラブ見学もありますし、小学校生活の半分が終わり、少し高学年に近付きます。
2年生は、3年生になると勉強する内容が大きく変わります。社会や理科、総合的な学習の時間、外国語活動と、これまでになかった3年生の学習ができるように羽ばたく力を付けましょう。
1年生は、これまでは全校の妹・弟でしたが、4月に新しい1年生が入ってくれば、みんながお兄さん・お姉さんになって、新1年生のお手本になります。お手本として大きく羽ばたけるよう、力を高めましょう。

1月から3月までの3か月間、次のステップに向けて羽ばたける力を付けていきましょう。

全力を出し切った駅伝メンバー(1月8日)

駅伝大会

12月26日に大田スタジアムで開催された「大田区小学校駅伝大会」に5,6年生16名が代表出場しました。
大会は、4回の「ロードレース(5年男子1名・女子1名 6年男子1名・女子1名 出場)」と、1回の「駅伝競走(5,6年女子6名・男子6名の12名のたすきリレー)」で行われました。
出場した16名全員が、持てる力の100%以上を出し切って疾走する子どもたちの健気な姿に、応援する側は心を打たれる思いをしました。
駅伝の記録は「33分15秒」でした。2年前の本校の記録を上回る好記録です。

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電話:03-3759-9618
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