学芸会後半 ～みんなの心に～（2・4・6年生）

　後半、最初に発表した2年生の演目「令和版ももたろう ～おにたちをたすけよう～」は、昨年まで1年生だったとは思えない程、流れるような展開で動き、それでいて、ストーリーをしっかり伝える表現や歌でいっぱいの劇でした。（登場人物こそ、桃太郎をベースにはしていますが、今どきのオリジナルストーリです。）
　4年生の演目「宇宙へ」は、本当にあった話のように感じるもので、4年生の表情、気持ち、歌声が、見た後にも心に残る劇でした。（こどもらしさに満ちている4年生が、ここから一気に高学年に向かって飛びたっていく印象も受けました。）
　そして、6年生の演目「リメンバー・ミー」は、単に大きな声を出すのではなく、声色、が際立つ表現豊かなもので、台詞を言っている子以外の動き、リアクション、つぶやきも見逃せない劇でした。（何度か見てみたくなる、そして、この6年生のことを決して忘れない＝「リメンバー・ミー」な劇でした。）
　こどもの頃に演じた劇は、短い台詞でもちょっとした動きでも、覚えている方が多いかと思います。
　観ている人たちもまた、別の視点で覚えている部分があります。
　今回の学芸会が演者と観客のどちらの心にも残り、演じた子たちの自信、表現する力、自己肯定感、観た人たちの愛情や応援する気持ちの高まりにつながることを確信しています。（この記事の写真は、11月13日と14日のものです。）

大田区立志茂田小学校長　　桐田　裕貴