道徳 ~分かり合うために~(5年生)
更新日:2025年1月28日
今日の道徳の授業のねらいは、「考えの違う者同士が関わり合って暮らす上で必要なことを考え、広い心で相手の想いや立場を尊重する心情を育むこと」です。
使った教材は「ブランコ乗りとピエロ」という相互理解や寛容をテーマに書かれた物語です。
授業のはじめに「友達とけんかをしたことはありますか。」という事前アンケートの結果を振り返り、自分だけではなくクラスのみんなが経験した心のすれちがいや意見の相違について共有し、教材の世界の入口に立ちました。
友達の価値観と違っていても、1時間の中で自分の気持ちが変わらなくても、いろいろな人の考えや気持ちを聞いたり自分の心に投げ掛けたりすることで、その価値観と向き合うことが道徳の時間の本質です。
教材の世界に浸った5年生から出た意見は、素直なものばかりで、登場人物の気持ちになって考えていることが分かりました。
5年生のこどもたちは、友達や家族との関係の中で同じような経験をすることがあると思いますが、そのときによりよい心の在り方や言動につながればと思います。
大田区立大森第三小学校長 桐田 裕貴