正直に言えるかな。自分の心に嘘をつけるかな。(4年生)
更新日:2025年2月3日
今日の道徳の教材は、「主人公は、うしろめたい気持ちで隣の家の梨を勝手にとってしまう。そのことを父に問われ、正直に話すと、父はその打明けを優しく認め、主人公はうしろめたさから救われる。」といった正直さや誠実さについて考える話です。
話を聞いた後、正直でいられたりいられなかったりした経験を友達と話し合い、ワークシートに書きました。
こどもたちの口から出た経験は、
「親にもらったお金を黙って友達におごったことを、親に問い詰められたので認めた。」
「落とし物を拾って正直に届けた。」
「家のカーテンを壊したことを聞かれて、思わずごまかした。」
「わざとではないが、友達のおもちゃを壊し、すぐに言えず次に会ったときに言った。」
「兄弟喧嘩の原因を事実ではないのに弟のせいにした。」
などです。
4年生のこどもたちは、教材と同じような場面に遭遇したらどうするかを問われたとき、「正直に言う」に挙手した子たちと、「(認めなければいけないと分かっていても)できないと思う」と迷いながら挙手した子たちに大きく分かれました。
道徳の時間は、よい手本や友達の多様な考えを知りながら、自分の心と向き合う時間です。
4年生の毎日は、道徳的判断を問われる場面の連続かもしれませんが、学校でも家でもよりよい言動について考えさせることが大切です。
大田区立大森第三小学校長 桐田 裕貴